年度当初、中央区の広報誌で「健康づくり交流会&元気会総会」のお知らせがありました。「中央区健康づくり元気会ウオーキング」には、都合のつかない場合は無理をせず、年に8回の活動予定のうち7回参加できました。活動内容としては1〜2時間のウオーキングが主です。年度末になり、これまでの活動の締めくくりとして「健康づくり交流会&元気会総会」が行われました。
中央区健康づくり元気会 2024年度「健康づくり交流会」
「丈夫な骨と筋肉がカラダの基本。学んで鍛えて、いきいき健康生活を送りましょう。」
○ 日程:令和6年3月7日(木)9:40 受付開始、10:00 健康づくり交流会、12:00 総会
○ 会場:中央区民センター2階区民ホール(南2条西10丁目)
○ 持ち物:滑りにくい上靴、水など飲み物、動きやすい服装
○ 交流会:
<第1部>「骨・カルシウムセミナー」講師:雪印メグミルク(株)栄養士 小林由希子 氏
*メモを取りながら「講演内容」をまとめましたので、要を得ない箇所があることをご了承下さい。
體・・・旧漢字で、「体・身体」をこのように表していました。昔の人は、健康な人は骨がしっかりしていると捉えていました。人体の骨格は、1、体を支える。2、脳や内臓を守る。3、カルシウムを蓄える の役割があります。成人の骨の数は206本で赤ちゃんは300本ですが、くっ付く骨があり最終的に206になります。
骨の構造をビルに例えると、鉄筋がコラーゲン、コンクリートがカルシウムです。カルシウムの役割は骨や歯をつくります。毎日摂っているカルシウムの99%は、体に蓄えられています。残りの1%は血液の中を流れて、体の隅々に運ばれます。血液中のカルシウムは①血液凝固の防止、②神経の命令伝達、③筋肉の収縮やかん弛緩、④心臓の鼓動を保つ など、毎日骨から借りて代謝しています。もしも、血液中のカルシウムが不足しても外から見ることはできません。約3年で全身の骨が入れ替わります。
日本女性のカルシウム摂取量はどの年代も基準に達していません。1日平均で600mgは摂ってほしいです。コップ一杯の牛乳を朝・昼・晩に飲むと良いです。カルシウムを多く含む食品は、牛乳 200mlで227mg、ヨーグルト 100gで120mg、チーズ 17g(6ピースのプロセスチーズ1個分で107mg)、大豆製品 木綿豆腐(2分の1丁 150gで140mg)、納豆(1パック50g で45mg)、シシャモ(2本 50gで190mg)、小魚のつまみオヤツ(20gで140mg)、魚の缶詰は骨ごと食べられるので良いです、ヒジキ(5gで50mg)、小松菜(生 70gで119mg)、ほうれん草(100gで49mg)、ごま(10gで120mg)
カルシウムの吸収率は牛乳・乳製品 40%、小魚 33%、野菜類 19% 。牛乳に含まれる栄養素はカルシウムの他にカリウム、亜鉛があげられます。カルシウムが豊富な食材とビタミンDの豊富な食材のしいたけや鮭の組み合わせは優れています。味噌汁にチーズを入れるとどちらも発酵食品なので免疫力を高めます。味噌汁に牛乳を入れたり、切り干し大根のミルク煮、きな粉でホットミルクもお勧めです。スキムミルクをプレーンヨーグルトに入れるとほんのりと甘みが出て美味しいです。学び・運動(ウオーキングなど)・日光浴・睡眠で健康に過ごしていきましょう。
<第2部>「家で手軽にできる筋力アップ運動」西健康づくりセンター 運動指導員
休憩を挟んでから、椅子に座ったままの軽い筋力アップ運動を行いました。
お土産までありました
スキムミルクは粉末状なので、味噌汁やスープその他何にでも隠し味的に使えます。
「QUOカード」も頂いてしまいました
「元気会」ウオーキングスタンプラリーに6回以上参加しましたので、スタンプラリー賞として「QUOカード」を2枚も頂いてしまいました。
感想として
ここ暫く学びの場が限られていました。コロナ禍が落ち着き中央区民センター主催「健康づくり交流会」は数年ぶりの開催となりました。今回改めて当たり前になっていた食生活について再確認することができた次第です。牛乳やチーズといった乳製品は毎日欠かさず摂っていますが、その体に対する効能を考えると摂取方法については反省しきりです。体に良いと知りながらもマンネリ化していましたので、面倒臭さがらず手間暇を惜しまず工夫しながら健康管理していきたいと思います。ここ数年は元気そのものですが、油断禁物です。