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日記

「藤原道山✖️S I N S K E 〜 尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ 〜 」札幌キタラコンサートホールにて

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コロナ禍以前には、「札幌キタラコンサートホール」で毎年恒例で開催されていた「藤原道山」さんのコンサートを聴くのが楽しみでした。小ホールなので臨場感抜群なのがその要因です。今回はSI N S K Eさんとの共演です。タンゴの革命児「アスロル・ビアソラ」が作曲したタンゴの曲をお二人はどのようにアレンジして尺八とマリンバの世界最小オーケストラ演奏になるのでしょうか。

藤原道山❎S I N S K E   〜 尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ 〜

 P i a z z o LLa

2023年3月21日(火)13:00開演 札幌コンサートホール キタラ小ホール

ステージにお二人が登場です。楽譜は紙のものではなく、演奏中に捲る必要のないタブレットなので驚きです。楽譜にもアナログからデジタルの時代です。

挨拶が始まりました。これまで、この規模の会場では半数くらいのお客さんだったのに、こんなに大勢の方がおいで下さりありがとうございます。ビアソラの趣味は鮫釣りででした。父親と一緒にウルグアイの海でサメ釣りをしたそうです。

*以下、パンフレットより引用

没後30年を迎えたタンゴの革命児「アスロル・ピアソラ」の名曲の数々を、新作オリジナル楽曲や過去の作品と共にお届けします。尺八とマリンバ、世界に類のない唯一無二のデュオが奏でるビアソラの新たな魅力をお楽しみ下さい。

第一部 Aビアソラ作曲

1 エスクアロ<鮫>

2 オブリビオン<忘却>

父と一緒に旅をしていたビアソラ。父が亡くなった直後に作った作品で、悲しみに沈むビアソラの心境を表している。曲の終わり方が弱く微かな音へと・・・。

3 アディオス・ノニーノ

4 「ブエノスアイレスの四季」より ブエノスアイレスの冬

はじめから「四季」として考えた曲ではなく、「夏」から作曲して「秋」「冬」と続き最後に「春」が出来上がった。

5 「タンゴの歴史」より ボルデル1900

男性同士で賑やかに踊っている曲。

6 カフェ1930

お茶を飲みながら、聴く作品へ。

7 ナイトクラブ1960

お食事をしながら楽しむ音楽へ・・・。

第二部

尺八が、五種五本用意されています。尺八には種類があるのを初めて知りました。

8 Z U M〜タンゴ武士(Aビアソラ、神田佳子 編)

和風ながらタンゴ風の武士が作風に込められています。作曲からの指示で、武士の情けや構えを含ませています。

9 ソロコーナー

「藤原道山」さんのトークです。一般的な尺八は一尺八寸の長さがあり、名前の由来となっています。演奏には三つの技があります。

①息 弱い強い

②指 少しずつ開けることで、音程を変える

③首振り 縦揺れ 音程が変わる、横揺れ 4分の一揺れるとビブラート揺れ 足を上げる、太腿で塞ぐ 首や指では変えられない調節や音程を操作する技

S IN S K Eさんのトークです

マリンバは、アフリカを起源とした楽器です。長さ2、7mで重量は100kg。(予想以上の重量に会場から「お〜。」と、声が漏れました。)メキシコに渡り大型化し、アメリカで車輪が付き、日本では「ヤマハのマリンバ」として高く評価されている。評価され100年くらい経っている楽器で、最近は他社製品もある。バチは、左二本 右二本の計四本で発達してきた。三本ずつ持てるものではないが、六本バチで演奏も可能。片手で四本〜六本と挑戦してみたいです。

10 荒城の月(滝廉太郎)〜月夜浮遊(S I N S KE)

11 東風(藤原道山)

コロナ禍でしたが、昨年はやっと海外へ行けるようになりメキシコへ行って演奏できた。メキシコでは、家族でマリンバを演奏する文化があります。今年度のこのツアーは今日、北海道札幌で最後となります。

12 展覧会の絵(Mムソルグスキー)

アンコールにお応えして、「藤原道山 S I N S U K E」と言えば『定番』となっているラベルの「ボレロ」を演奏します。

13 「ボレロ」ラベル

今年の「世界最小オーケストラ」終演です。馴染みのある大好きな曲がアンコールで演奏され、余韻に浸りながら家路につきました。

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