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日記

「和田 哲さんと巡る札幌路面電車ミニトリップ」、懐かしい市電に乗って街中を眺める機会を得ました

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8月のあの暑さは嘘のように、9月に入ると一気に秋らし苦なりました。涼しい風に心地良ささえ感じてしまいます。ここ2〜3日は曇り空が続いていましたが、今日は傘を持参せずに出かけられそうです。

思いもかけず、懐かしい市電に乗車する機会を得ました。それは、「和田 哲さんと巡る札幌路面電車ミニトリップ」に応募していたところ定員22名に当選でき、くじ運にはかなり弱い方なので連絡を受けた時にはとても信じられずに驚きました。

令和5年度 賛助会員のつどい (公財)北海道生涯学習協会

「和田 哲さんと巡る札幌路面電車ミニトリップ」

日時:令和5年9月6日(水) 9:45〜11:30  集合:すすきの貸切電車専用駐車所 9:45集合

定員:22名  その他:締切8月18日(金)応募多数の場合は抽選 飲料、おやつは持ち込み可

「和田 哲さん」

札幌市出身 2010年「O・to ne」編集部、2015年ブラタモリ出演、HBC「今日ドキッ!」、ラジオ「朝刊さくらい」、札幌市電「リバイバルP J」街歩き研究家

集合場所の「すすきの貸切電車専用停留所」から定時に貸切電車が出発しました。電車が動き出すとそれと同時に「和田 哲」さんは車窓から眺められる街の様子やエピソードを優しい語り口でお話して下さいました。

「和田哲」さんが語って下さった札幌市の路面電車のお話、あれこれ

50年前まで、札幌の路面電車は新琴似、円山、苗穂、豊平駅まで走っていました。札幌冬季オリンピックを契機に地下鉄が整備され現在のように変わりました。路面電車経路は一時途切れていましたがループ化されました。すすきのにお馴染みの昭和44年完成のニッカウイスキーの看板はすすきの交差点の生き証人です。

コトコトとゆっくり街中を走る路面電車は優しい街を演出します。本州資本の老舗デパート三越は名古屋や東京ではメインストリートに立てられています。現在札幌も同様ですが、明治当初の札幌のメインストリートは創成川沿いだったので丸井今井はそこに立てられました。150年経つと一周して戻ってきたようです。

1条通りは狭いのですが、当時はプリンスホテルと中央区役所近くに路面電車の車庫がありました。札幌軟石を運ぶ役割を果たしてたのです。

札幌市の西方に聳える藻岩山が見えてきました。藻岩山には4種の神様が祀られている神社があります。①伏見稲荷②ウル(ウイスキーの神様)③レルヒ中佐④札幌オリンピックI OC会長ブランデージ会長(アメリカ)、国際色豊かで宗教の枠を超えた神様です。外国人も神様としてお祀りし、何でもありの北海道の大らかさが表れているように思われました。

西線の終点、電車事業所前は路面電車の車庫があります

ここで、休憩とトイレタイムを取りました。車庫へ入る線は貸切電車のみで営業電車は入りません。市電の営業・従業員ビルは建物全体が老朽化しているように思われます。新型車両開発の方に予算は回され、営業・従業員ビルの立て直しは後回しなのでしょう。三階にトイレがありましたが、エスカレーターはなく階段利用です。そして、そのトイレも水洗ですが今時あまり見られない昔ながらの和式でした。

札幌は豊平川の扇状地なのでこの辺りと街中では、高低差は約20mあり、ビルの7・8階に相当します。明治時代、屯田兵645人が入植して開拓が始まった札幌市は現在197万人の都市となりました。

〜新型低床車両です 2013年ポラリス、2018年シリウス〜

〜オシャレな車両は一際目を引きます〜

〜この車両が一番落ち着きます?241号車でした〜

〜冬の雪に備えたささら電車です〜

低床部を点検修理するための地下のように床が掘り下げられています。

札幌市のシンボル路面電車は

街中をそれなりのスピードで走る?路面電車に魅力を感じてしまいます。この時代、昔から愛される地域に密着した乗り物が健在であることを誇りに思っても良いのではないでしょうか。二酸化炭素排出が大きな社会問題化している現在、環境に優しい乗り物、それは路面電車です。

 

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