DSC_2813

日記

晩秋の「円山」に登って 登山とは関係ありませんが昨夜はブルームーンでした

投稿日:2020年11月3日 更新日:

10月は二回の満月があり、31日は今月二度目の満月をベランダから見ることができた。雨がちの日が続いているのに夜の月を眺めることができるとは。それも、何と幸運なことにブルームーンなのだ。今回、日本では46年に一度とか。丁度、10月31日は巷ではハロウィーンなので、例年、若者が街へ繰り出す時間帯だ。果たして今年はどうだったのか?

今日から11月に入り、めっきり冷え込む朝を迎えている。10日程前に「藻岩山」に登ったが、初雪が間近いという暗示で雪虫が縦横無尽に舞っていた。明日か明後日にはとうとう初雪が降ると言う予報だ。その前に登ってみよう、晩秋の「円山」。

登山口に向かって街中を歩いていると、「ムラサキシキブ」の小さな紫色の実が目に入ってきた。葉は枯れかかっているにも関わらず実は鮮やかさを増している。この店先にしか見られない「ムラサキシキブ」に感無量。

「杉林木道」登山口から登って

登山道入り口付近の「アジサイ」の葉も紫色に変わっていて美しい。枯れかかった葉を見たことはあるが、葉が紫に変わっているのを見たことはない。落ち葉で敷き詰めらた登山道は雨がちの日が続いたせいか、ぬかるみが多く歩きづらい。ペットボトル片手の人、全く何も手にしていない散歩風の人、三々五々下山してくる。

紅葉(黄葉)の盛りというより晩秋の佇まいの「円山」。殆どが黄葉に包まれている中で、ヤマブドウの葉の赤色が一際目を引いている。下ってきた女性が立ち止まってそれを教えて下さった。程なく頂上へたどり着く。

頂上から、「手稲山」方面そして、反対方向の「大通方面」を眺めてみた。そういえば、改まって眺めてみたことはなくここから眺めるのは初めてかもしれない。今日の天候は薄曇りだが、遠くまで見渡せる。紅葉(黄葉)の木々から垣間見える「手稲山」と「大通」の街並みは夏の風情とまた異なり趣がある。

登山にはマナーがあります「北海道新聞 声の欄」にも

先日、「北海道新聞 声の欄」にこのような記事が載っていた。80歳代の男性の投稿によると、「藻岩山では、三密を避けてか登山者が多くなった。殆どの登山者は独自のマナーで登っているが、登山にはマナーがある。登り優先で、下りの人は山際によって通るのを見届ける。知らぬ人同士でも挨拶を交わす。ゴミの持ち帰り・・・。」等々。それを読みながら、私は間違っていなかったとふと思った。

今日は特に意識していた訳ではないが、行き交う度に「こんにちは。」とか「おはようございます。」とこちらから声を掛けていた。まれに無表情の方がいる。日曜日でもあり親子連れが多い。親のかたは返して下さったが、是非お子さんに教えてほしいと感じてしまった。決して偉そうに考えているのではなく、あくまでもマナーとして。

礼儀正しい親子に出会いました

そんなことを考えていると他の親子連れが登ってくる。「こんにちは。」と声を掛けると、すかさずお父さんが「こんにちは。」、そしてお子さんには「ちゃんとご挨拶しなさい。」と。すると、お子さんも「こんにちは。」と返してくれた。私は「偉いですね。」と言うと、お父さんはお子さんを見て微笑んでいる。

私の「偉いですね。」は、お子さんには勿論、「ちゃんとご挨拶しなさい。」と教えていたお父さんに対してもだった。ご両親からきちんと育てられている方に思われたのだ。ほっこりとした暖かさで下山した。足元に巨大ホオノキの葉を見つけ立ち止まる。黄色・茶色・橙色のコントラストが綺麗な葉で30センチメートルはあろうと思われた。

晩秋の「円山」には、登山目的以外にも本格的な望遠レンズのカメラを持参されている方もいて、思い思いに紅葉の美しさを捉えている。11月初旬の天候次第だが、日を改め「観音像八十八カ所登山口」からも登ってみたい。

-日記
-,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.