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日記

演奏者の温かなお人柄が伝わってきた『街なかコンサートin大通Vol.40「フルート&クラッシックギターの協演」』【振替公演】

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これまで、「北海道近代美術館」、「かでる27」、「北海道資料館」、「札幌市市役所」のロビーなどで気軽に視聴できる小規模なコンサートが開催されていました。大小を含めたコンサートはコロナ禍では不可能な日々が続き、5月頃から感染対策を施しやっと開催されています。

先日、「札幌コンサートホール」にて友人が出演したコーラスを皮切りに、控えていた音楽を鑑賞するきっかけを得ました。様々なコンサートのお知らせの中から、身近なコンサートへ出かけてみようと心機一転です。下記コンサートは【振替公演】となっていますが、コロナ禍で延期になっていたと思われます。

【振替公演】『街なかコンサートin大通Vol.40「フルート&クラッシックギターの協演」』

道新プラザDOーBOX(札幌市中央区大通西3-6 北海道新聞社Ⅰ階)

2022.6.12(日)14:30開場、15:00開演

ゲスト 大島さゆり(フルート)、佐藤洋美(クラッシックギター)

一曲毎に、演奏者が曲の解釈や作曲者について説明を交えながら

第1部

【フルート&クラッシックギターduo】

○シシリエンヌ Gフォーレ

○歌劇『アルルの女』第二組曲よりメヌエット Gビゼー

○アベ・マリア Gカッチー二

(世界三大「アベ・マリア」といわれている作曲者は、シューベルト・グノー・カッチー二です。

ここまでの3曲は、120年前に東ドイツで製作された木製フルートによる演奏でした。日本に渡り漆が施され美しく艶のある黒色フルートとなりました。音色は、素人にも金管フルートとの違いがわかりました。)

○ショーロス第Ⅰ番 Eヴィラ・ロボス(ブラジルの作曲家)

【フルートsolo】

○DifferenziaⅢop55 木村雅信(Differenziaとはイタリア語で「区別するという」意味で、超現代音楽の曲です。作曲なさった木村雅信さんは大島さゆりさんの恩師とのことです。超現代音楽は楽譜にはどのように表されているのか、ふと思いました。)

【ギターsolo】

○舞踏礼讃 Lブローウェル

○アルハンブラの思い出 Fタレガ

第2部

【フルート&クラッシックギターduo】

○映画『禁じられた遊び』より 愛のロマンス Aルビーラ

(初めこの曲は作曲者不詳と言われていましたが、最近ではルビーラ作曲と作曲者が明らかになっています。)

○パリの空の下 Hジロー

○映画『オズの魔法使い』より 虹の彼方に Hアーレン

○映画『ティファニーで朝食を』より ムーンリバー Hマンシーニ

○ブエノスアイレス組曲から MDプホール

(どこか懐かしさが溢れた映画音楽に安らぎをおぼえました。)

1楽章 モンペイア、2楽章 パレルモ、3楽章サンテルモ

○「2つのカンドンベの歌」より ブエノスアイレスの雲 MDプホール

(演奏終了後、佐藤洋美さんは小声でしたが「疲れた~!」と、つい本音が聞こえてしまいました。それだけ全力投球され、観客と一体となった演奏でした。)

○リベルタンゴ Aピアソラ

(後半はタンゴ系の曲になりました。大島さゆりさんが2週間アルゼンチンでフルートの集中講義を受ける機会を得た時、日本からアルゼンチンへは飛行機で40時間もかかったそうです。ギターとフルートは楽器としては最高の組み合わせで、演奏の中でどちらも主になれると学んだそうです。)

コンサートを終えて

『街なかコンサートin大通』は、2015年から40回に渡り続けられ観客が60人ほどのアットホーム的なコンサートです。ステージではなく、観客と同じフロアでそれも近距離で演奏します。

曲の合間に曲の解釈やエピソードを交え、身近なコンサートという印象でした。演奏者のお人柄や息づかいまで伝わって来るコンサートに、再度訪れてみたいと思いました。コロナ禍でこれまで制限しながら行動してきましたが、前向きに行こうと考えられるようになりました。

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