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日記

「大通公園」ガイドツアーで、新しい発見と体験ができました

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ひと月ほど前の朝刊に見落としそうなくらい小さな区民向けの記事、「大通公園」季節の花や彫刻の歴史などについてガイドボランティアの解説を聞きながら1丁目から12丁目まで歩くツアー、とありました。定員先着20名なので、早速応募してみました。「大通公園」へは1丁目「さっぽろテレビ塔」まで徒歩でも30分で行けます。通りすがりとして何気なく歩いていたのですが、新しい発見があるかもしれないと思い楽しみにしていました。

昨夜からの雨は開始時刻になるとあがって、快適な「大通公園」ガイドツアーでした

期日:7月6日(木)9:50  大通公園1丁目(「さっぽろテレビ塔」前)集合、12:00  12丁目解散 参加無料、定員先着20名、電話で申し込み

当日は、朝から生憎の雨模様です。傘を差しながらのツアーもおつなものと考えていたところ、幸い9時を過ぎる頃には小雨となり雨はあがりそうです。一応、傘を持参し集合地点へ向かいました。雲の合間からのぞく青空が少しづつ広がり、開始時刻になると雨の心配は無くなりました。ガイドボランティアさん一名に参加者二名が割り当てられ「大通公園」ガイドツアー開始です。

「さっぽろテレビ塔」について

1957年に建てられた「さっぽろテレビ塔」の高さは、147mでテッペンのアンテナはどうやらレプリカらしいとか。電光掲示板の時計は松下幸之助さんが設置して下さり、今でもパナソニックの方が修理しているそうです。「大通公園」全体で約4700本の木が植えられ、中でも多いのは「ライラック」です。それもそのはず「ライラック」は札幌の木に指定されています。1丁目に多い赤エゾ松をはじめとして、樹木を剪定したり伐採することはなく自然のままの状態が保たれています。「大通公園」直下には、地下鉄が通っているため、樹木は過酷な環境の中で生きています。樹齢300年にもなる「エルム」の古木もあります。「シンジュ」は高く高く伸びて空に届きそうです。明治の頃、蚕の餌とされていました。

大通西2丁目

スポンサー花壇が多い中で、ボーダー花壇はボランティア活動として季節ごとに植え替えされています。外側に高い木、内側に低い木を植え車の排気ガスから少しでも植物を守るように工夫されています。

花壇の花々は幾何学的に植え込まれています。

 

〜 花の母子像 〜

〜 開拓母の像 〜 開拓当時、熊笹に覆われていたので、熊笹を持っています。

大通西3丁目

〜 牧童 〜 戦後初めて、雪印乳業の創始者によって造られました。

〜 湖風 〜 ブロンズ像で、地下鉄東西線開通に合わせて北洋銀行が寄贈しました。

〜 泉の像 〜 本郷 新・作 ここから噴水とテレビ塔を収めることができる人気撮影スポットです。マッサンが寄贈して下さった彫刻です。

〜 石川啄木像 歌碑 〜

白い「ハマナス」が咲いていました。

大通西4丁目

〜 花びらをデザイン化した噴水 〜

北海道銀行と日本軽金属が寄贈した、アルミ製の噴水です。7枚の花びらに形どられ、道庁の赤色、白色、紺色の三色に配置された池に水が注がれます。

札幌の木として指定されている「ライラック」は、北星学園に植えられた「ライラック」が北海道で最初と言われています。

大通西5丁目

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〜 カッターさんの水飲み場 〜お面は蘭陵王(乱陵王?)、龍のお面は水を司るという謂れがあります。

大正天皇の行幸で水辺の施設ができました。

〜 ユリの木 〜 5月頃、上向きに目立たない白い花が咲くそうです。全く気づきませんでした。

大通西6丁目

〜 日時計 〜 ロータリークラブの寄贈です。

〜 奉仕の道 〜

芝生は無農薬です。カラスが土を突っつくので、所々ハゲているところがあります。

大通西7丁目

〜 漁民の像 〜 正面から見る機会が多い像ですが、裏側も撮影してみました。

大通西8丁目

北海道美唄市出身彫刻家 安田侃さんの作品です〜 ブラック・スライド・マントラ 〜インドの古来の天文台から命名し、当時、約2億円かかったとか。黒花崗岩なので外国から輸入したのでしょう。

尚、ホワイト・スライド・マントラはアメリカのマイアミにあります。

大通西9丁目

〜 有島武郎文学碑 〜

大通西10丁目

〜 黒田清隆像とホーレス・ケプロン像 〜

離れて建てられています。聞くところによると、当初は握手をしているように考えられたそうですが出来上がってから建立に時間的経過があり、担当者が変わり申し送りしていなかったのか、正面を向いています。それぞれのポーズは握手をするように右手が・・・。

大通西12丁目「サンクガーデン」

〜 中国瀋陽からの像 〜中国の瀋陽と札幌は姉妹都市提携しています。「瀋陽友好交流ゾーン」といい、上下関係を嫌がる中国は姉妹都市という用語を嫌がり「友好」を用いています。「サンクガーデン」は西に向かい左側はドイツ系、右側はアメリカ系の樹木や花々です。

入り口付近に咲くハマナスに似た花?です。

ダイドツアーで「大通公園」1丁目から12丁目を巡り

「大通公園」は1丁目から12丁目まで、謂れのある樹木・花壇・彫刻でそれぞれ特徴があります。改めて、これまで見過ごしていた事柄について再認識することができました。10時に開始したツアーでしたが、気づくと12時近くになり時間が経つのも忘れてガイドさんの説明に聞き入っていました。その中で新しい発見がたくさんあり、たっぷりと2時間かけて体験できました。

 

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