日記

「逆襲される文明 日本人へⅣ」塩野七生著を読んで、難解に思われたがユーモアをもって語っている

本の題名が厳めしくどうかなと思ったが、初めての著者でもあり購入してしまった。ページを開くと難解な語彙が多く辞めたくなってしまった。著者の塩野七生さんは、現在イタリア在住の80代前半の方で学習院大学文学部哲学科卒業、難解さの訳が判明。毎日出版文化賞、菊池寛賞、女流文学賞、司馬遼太郎賞そしてイタリア政府より国家功労勲章を授与している。
私には難しいはずだ。買ってしまったので掻い摘んで読むしかない。

イタリアに在住し、世界史、主にヨーロッパの歴史から日本の現在の政治経済にどの様に活かしていかなけけばならないかをエッセイ風に書いている。難解な箇所が多い中、わかりやすく語りユーモアで解決できる部分に注目してみた。

作者が出会った1冊より、
『「ニッポン社会」入門」「英国人記者の抱腹レポート」』著者コリン・ジョイス
「日本で暮らすなら、これだけは覚えておこう。」                 以下、引用

○歌舞伎は歌舞伎町ではやっていない。
○「納豆は平気ですか。」と、30回は聞かれる。
○作家とサッカーの違いは大きい。
○電車が遅れていると思う前に、君の時計を疑え。

○電話を切るとき、思わずお辞儀をしてしまう。
○電話で「お忙しいときすみませんが」と、前置きして喋る。
○ゴミの分別に、異常に執着してしまう。
上質のユーモアと言う武器を持たせたらイギリス人にかなわない。この1冊は日本の新内閣の大臣、企業の首脳陣や新入社員に至るまで必読に値するだろうという。笑いという武器は、人間を冷静にするのに役立つ。そして、冷徹な立場に立って人間世界を見ることは、難題ばかりの現実に対処するにはことのほか役立つ。

以上、引用

私達日本人にとって極当たり前なことであるが、なるほどと改めて思う。外国人から見るとむしろ滑稽なのかもしれない。

『中央公論』の出版人の粕谷一希の門下生であった永井陽之助曰く、勿論、塩野七生さんも門下生であった。
以下、引用

「アメリカで聴いたジョークなんだが、世界で四つ存在しないものがあるというんだ。アメリカ人の哲学者、イギリス人の作曲家、ドイツ人のコメディアン、日本人のプレイボーイ。これでは日本の外交は上手くいくはずもないよね。」プレイボーイとは、最少の投資で最大のリターンを得る才能の持ち主であり、日本の外交担当者は、常にこの逆であったから。

以上、引用

これこそ、お国柄が表れたブラックユーモアで笑ってしまう。アメリカ人の哲学者、確かに記憶に残っていない。イギリスのビートルズの曲ははクラシック音楽には入っていないのだ。確か、日本は「湾岸戦争」で多額な資金援助をしたにもかかわらずだった。ドイツは真面目、お堅いイメージしかない。

ギリシャ・ローマ時代からのヨーロッパの歴史及び現代の世界情勢、全て知識がないと読みこなせないと思っていたが、ちょっとした人間のユーモアが注意力喚起策として平和な手段になると、底流にはある。

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