「山の手」登山口へたどり着き、登山をする前にほんの少し「果樹園」まで足を伸ばしてみました。果樹の花を期待していたのです。白いリンゴの花は満開で期待していた通りでした。遠くに見えるピンク色の花を咲かせているのはサクランボでしょうか。それともスモモ?実りの秋を楽しみに登山口へ戻りました。
上りは「山の手」登山口から、下りは「二人静の散歩道」を経て「宮の森」登山口へ
「山の手登山口」から登って
【クルマバソウ】
【ニリンソウ】
登山道は、昨夜のお湿り程度の雨にもめげず足下は気にならず軽やかです。時折、白い小さな花を付けた「クルマバソウ」と「ニリンソウ」がその存在感を示していました。「マイズルソウ」が忘れられない程度に咲いています。
【マムシグサ(コウライテンナンショウ)】
雌雄異株の「マムシグサ(コウライテンナンショウ)」が迷彩柄の茎を伸ばしています。見逃してしまいそうな「マムシグサ(コウライテンナンショウ)」です。最近やっと見分けがつくようになりました。「二の坂」から「こぶし平」を過ぎると、花たちの姿は見られなくなりました。
長い「九の坂」を登りきると
急登ではないのですが、長く続く「九の坂」(苦の坂?)。この坂を登りきると頂上が見えます。たどり着いた頂上からは隣の山、「大倉山」スキージャンプ台。晴天に恵まれスッキリと眺められました。
下山は「九の坂」から「二人静の散歩道」へ
下山は「九の坂」から下山道を変えてみました。道幅が一気に狭く九十九折りに変わります。「二人静の散歩道」とは名ばかりで何処が?と思うほどでした。どなたが命名されたのかどうしても「静御前」のイメージでいました。「フタリシズカ」という山野草がありますが、咲いていることを期待していたのですが急な坂道が続くばかりです。
花でいっぱいの「二人静の散歩道」
【オオウバユリとニリンソウ】
【ホウチャクソウ】
【マムシグサ(コウライテンナンショウ)】
【オドリコソウ】
ところが、平坦で「クルマバソウ」と「ニリンソウ」が咲き乱れる登山道に差し掛かりました。「二の坂」から「こぶし平」付近より豊かな花でいっぱいなのです。「オドリコソウ」や「ホウチャクソウ」、「マムシグサ(コウライテンナンショウ)」も見つけました。ちょっとしたお花畑のような登山道。
この時期は「白色」を基調とした山野草の花が楽しませてくれます。密かに期待していた「フタリシズカ」と「シラネアオイ」に会えなかったのが、返す返すも残念なのですが。
「宮の森」登山口からの登山道は、頂上を目指さずとも「三角山」の裾野を歩くだけで春の花を十分楽しむことができます。