例年になく積雪は少ないものの12月初旬の降雨とその後の寒波で、歩道はツルツル路面です。転ばないように気をつけながら歩くのも至難の業です。長靴にも登山靴にも使えるチェーンアイゼンを買い求めました。そのチェーンアイゼンの効き具合を「円山」登山ではどうか、確かめてみようと思いました。街中の歩道はツルツル凍結路面なので、覚悟をしながら「円山」登山口へ向かいました。
幸い凍結ではなく、圧雪された登山道をただひたすら山頂目指して
登山口付近のせせらぎの表面は、厚い氷で閉ざされ
登山口付近のせせらぎ表面はかなりの厚さに氷結し、その下を水が流れているのは音でしかわかりません。覚悟をしていたものの、登山道は幸いにも凍結ではなく圧雪状態でした。いつものペースで登れそうです。
野鳥が飛び交う山頂で
チェーンアイゼンの効力を発揮して、夏山と同様なペースで山頂へ辿り着けました。山頂には、はやくも数人の登山者がいましたが、間も無く下山され暫くおひとり様の山頂でした。
野鳥の「ヤマガラ」と「ゴジュウガラ」が目の前をしきりに飛び交います。動きが素早くいつも写真に撮れないのですが、ラッキーにも今回は何とかおさまってくれました。滅多にないことです。けれども数回試みて成功したのは僅か一度でした。その一度のラッキーチャンスでかなりアップで撮れたのではないでしょうか。それも、二羽同時です!
そして、青空の向こうには山頂から遥か暑寒別方面、支笏湖方面、大雪山山系の山並みを眺められました。登頂された山並みに詳しい札幌在住の中高年女性が教えてくださいました。
下山は登りより、登山靴に装着したチェーンアイゼンが効力を発揮して
たとえ低山の「円山」であっても登山は登山、侮れません。特に下山には格別の注意が必要です。登山靴に装着したチェーンアイゼンの効力発揮です。圧雪登山道を何の戸惑いもなく下山することができました。途中、下を見下ろすと蛇行している白い登山道が見えました。夏山なら、樹木や下葉が茂りこのような光景を見ることはできません。冬山ならではの光景です。
冬の「円山」登山でチェーンアイゼンに守られ、夏山ではできない体験と見られない光景を目にすることができました。