7月の第一週の土曜日と日曜日の二日間、JR千歳線に乗車する機会がありました。土曜日は札幌駅から新千歳空港へ向かう電車には、大阪からの修学旅行生かと思われる大柄な男子高校生で満席状態でした。身の回り品に学校名が記されているのと会話からわかるイントネーションで大阪の高校とわかりました。最近の高校の修学旅行は海外が多いようですが、北海道は大阪からでは、海外なのでしょう？ここ数年できなかった修学旅行でやっと活気が見られるようになった北海道です。
道外やお隣の国「韓国」からの修学旅行生や観光客で活気が戻りつつ・・・
修学旅行生で満席状態の「JR千歳線」、足元には「◯◯じゃがりこ」の袋が置かれ
殆どの学生は頭をもたげ熟睡しきっています。昨夜は一晩中騒いでいたのでしょうか。修学旅行の楽しみの一つとしては・・・ですからつい若かりし頃を思い出してしまいました。大柄な男子高校生の足元には、お決まりのように「ジャガリコ」と書かれた袋が置かれています。道民にとってはどうと言うこともない「ジャガリコ」です。大阪人にとっては、「北海道へ来たら、ジャガリコ！」。筋子やタラコ・昆布といった高価な海産物、銘菓の「◯◯恋人」や「○セイバターサンド」ではないらしいのです。
「新千歳空港」駅では
北広島に近づくと、車窓からは日ハムのエスコンフィールドの巨大な建物群が見えました。新千歳空港では、迷わないように到着ロビーへ向かいました。ここへ来ると確認しながら歩いていてもとつい迷ってしまいます。何故か複雑迷路のように思えてしまうのです。もう少しわかりやすい建物にできなかったのでしょうか。
一泊二日でしたので、2日の日曜日は見送りです。新千歳空港駅からは昨日の教訓を生かし迷わずに行動できました。3階のグルメワールドで昼食を取り、一階で搭乗手続きを済ませるとほんの少ししか顔を見ることができず、あっという間に搭乗口へ向かってしまいました。保安上、仕方がありません。余韻に浸ることもできず、そのまま「新千歳空港」駅から札幌へ向かう電車に乗車しました。「新さっぽろ」で、降車し地下鉄に乗り換えます。地下鉄に乗ろうとしましたが、帰りは時間的に余裕がたっぷりありますので、「新さっぽろ」でそのまま散策することにしました。
「新さっぽろ」のショッピングモールにて
ブラスバンドの演奏が鳴り響いています。その音に誘われまっしぐらに演奏している「ショッピングモール」へ向かいました。航空自衛隊音楽隊の演奏で女性隊員が半数を占めていて意外に思いましたが、時代の流れで男女対等意識は大切です。曲名は定かではありませんが、あのブラスの響には懐かしい中高生時代が思い出されます。座席は埋まっていましたので、後方の立ち見席です。ふと後ろを振り向くとパンフレットを配布していますので頂いてしまいました。入隊勧誘のパンフレットです。入隊からはかなり縁遠い身ではあるのですが頂いてしまいました。
お隣の国「韓国」からも修学旅行生が
翌日、晴天に恵まれ「円山」登山です。スカート姿で登山をしている女性たちに唖然としましたが、韓国語を交わしています。そして、登山口付近でも韓国語らしき言葉が飛び交い、その制服姿の高校生は開園時刻間近の「円山動物園」へ向かっていました。韓国でも高校生は制服のようです。昨日と今日は大阪やお隣の国「韓国」から北海道を訪れてくれる修学旅行生や観光客と出会い、人々の往来が日常的になってきたことが感じられます。
コロナで外出制限され、その日常が３年間も続いている間に外国との行き来もできるようになったのです。JR「新千歳空港」駅や「新さっぽろ」駅で賑わいを感じ、「円山動物園」付近で見かけた大阪や海外からの修学旅行生と観光客に驚きです。