明日から明後日にかけ低気圧が近づき荒れ模様の天候となりそうです。朝から冬晴れの清々しい青空が広がり心も弾みました。今日のウオーキングは少々遠方ですが、片道約1時間余りの「中島公園」です。街中を避け人通りの少ない道を選びながら向かいました。
路面は幸い除雪が行き届き、ロードヒーティングされているところさえあります。けれども久しぶりの「中島公園」への道のりを長く感じてしまいました。「中島児童館」の入り口が見えてほっとしましたが、遊具施設は冬じまいしています。子供達が遊べない遊具施設は心なし寂しそう。
「藤棚」を通り抜け「豊平館」へ
「藤棚」を通り抜けふと見上げると、枝からのぞいている空の青がより一層鮮やかさを増して見えました。さらに「豊平館」の外壁の薄い水色と青空が妙にマッチし、これまで「豊平館」の外壁の色に違和感があったのですが納得です。空の青と「豊平館」の外壁の色の不思議な出会い。
通りにたった一体の「氷の彫刻」発見です。親子連れが立ち止まり「昨日創っていたよね。何かなと思ったけれどきれいだね。」と会話しながら見入っています。幼いお子さんの笑顔に「心が和まされますね。」とほっこりとした気分にさせられました。
鴨々川、菖蒲池から「コンサートホールキタラ」へ
鴨々川と菖蒲池は一面氷に覆われています。鴨たちはどこへ行ってしまったのでしょう。その氷の面をよく見ると点々と動物の足跡があるのです。湖面を見渡すとあちたこちらに転々と続いています。
「中島公園」のメイン施設、「札幌コンサートホールキタラ」はメンテナンスの工事のため暫く休館中のようです。昨年、各種のコンサートには残念ながら全く訪れることはできませんでした。一昨年までは年に何度訪れていましたので、今年は是非その機会があることを願っております。
「北海道立文学館」に立ち寄り
「北海道立文学館」の前を通ると下記の催し物があり、入館してみることにしました。
「ファミリー・文学館 おいしい、美味い(うまい)文学」
2020.12.12(土)~2021.3.7(日)の期間、開催されています。文学で”まんぷく”、文学作品の中の食卓、嬉しい時や悲しい時などに登場する料理、魚、野菜、果物を当館所蔵の北海道ゆかりの作品の中から紹介です。会場を出る時には、みなさんが満腹になっていることを願って・・・。と、注書きがありました。
感染予防のため手の消毒、体温測定、連絡先の記入をして入館です。幸い、入館者は少なくてほっとしながら。
「文学に描かれた”おいしい、美味い(うまい)”」「表紙の中の”おいしい、美味い(うまい)”」「絵本・児童文学の中の”おいしい、美味い(うまい)”」の三つのコーナーに分かれ展示されていました。石森延男著「コタンの口笛」は、子供の頃の懐かしい書籍です。色あせしていない表紙に見入ってしまいました。児童書籍と絵本コーナーはお子さんにも十分楽しめそうです。
常設展「北海道の文学」ガイド
北海道を舞台にした文学、北海道出身の作家たちの文学・・・。北の大地が生んだ文学の世界を紹介しているコーナーです。こんなに多くの北海道出身の作家が芥川賞や直木賞等といった各賞を受賞されていたとは、北海道も捨てたものではないと改めて感じさせられました。
帰りがけにはお腹というより心が温かさで一杯に満たされました。
*尚、館内の写真撮影はできませんでした。