最近、マンネリ化しているウオーキングコースです。趣を変えてみようと、朝から晴天に恵まれたこともあり「真駒内公園」へ足を伸ばしてみました。「真駒内公園」までのウオーキングではなく、地下鉄を利用し降車してからウオーキングです。通勤通学で混雑していない日曜日、三年ぶりの公共交通機関利用となりました。
地下鉄の乗り方を忘れてしまったのではないかと思われるほど久方振りです。「地下鉄南北線」は、地下鉄といっても途中から地上を走行するので、車の外は暗黒の世界ではなく眺めが良いのが特徴です。のんびりと車窓からの眺めを楽しみながら無事終点「真駒内」着です。
駅前には、かつてと少しも変わらぬ風景が広がっていました。現在、再開発計画があり数年後にはすっかり様変わりしているかもしれません。「真駒内」は、街中から地下鉄で10分程ですが、外に出ると幾分涼しさを感じてしまい驚きです。
幾分涼しく、一足早く木々の黄葉が始まっていた「真駒内公園」
広大な「真駒内公園」は、枝分かれしている道が多いのでとんでもない方向へ迷ってしまわないように、一応、時計と逆回りに外周を巡ることにしました。公園内を歩き始め、最初に目に留まったのがもう黄葉が始まった樹木と真っ赤な実をたわわに付けた「ナナカマド」です。
日曜日にもかかわらず、それぞれに合わせた体力維持のため多くの人が利用している「真駒内公園」。ジョギングやランニングをする人、自転車でツーリングをする人、そして、稀にウオーキングの人等。一般道路と異なり、車両の心配や信号でストップする必要も無く人が最優先で心置きなく走れます。それを物語るように満車状態になっている「駐車場」。
『ふるさとの散歩道 藻南・真駒内コース』「カタクリの里観察路」
迷ったかもしれないと思いながら歩いていると、やっとみつけました。「真駒内公園」では大好きな場所「カタクリの里観察路」です。この一角は他とは趣の異なった植物が見られるからです。案内板を通り抜けると、5月の連休中は一面「カタクリ」の花で満開です。勿論、今は咲いていませんが、その他にも季節毎に野に咲く花が見られます。
先ず、今見られるのは【サラシナショウマ】で、ミニ群生地を思わせます。
少々ぬかるんでいる道にポツンと赤い実を付けた【コウライテンナンショウ】
【コウライテンナンショウ】は、遠くにも見られますが、写真では小さすぎました。御免なさい。
大勢の人が利用している今日の「真駒内公園」ですが、春の「カタクリ」シーズンではありませんので、ここに興味を示す人は今のところ後にも先にもただ一人しかいません。ちょっとした小高い丘を急な階段にそって登ってみると、「真駒内公園」の南側を見渡せました。ゆったりと流れる豊平川です。
正規の道へ戻り、ウオーキング再開です。広々とした芝生の遙か向こうに「藻岩山」の裏側、スキー場が見えます。見方によってはこの方向からが、表側かもしれません?
緑の芝生に、一際目をひく白樺林
そして、緑の芝生に時折「白樺」の木肌が一際目をひきます。公園内のあちらこちらで見られる白樺林。
何とか、広大な「真駒内公園」の外周を一回りして迷わずに出発地点へ戻れました。廻りきれなかったコースが多く、時を改め機会がありましたらウオーキングしてみたいと思います。