IMG_0001_BURST0010052

日記

大雪山系からの紅葉と初冠雪の便りに触発されて「藻岩山」登山

投稿日:2020年10月1日 更新日:

ウオーキングをしていると街路樹のナナカマドの実がスッカリ赤く色づいています。先週末は最高気温が20度に届かない日があり、一気に秋への季節の移り変わりを感じてしまいました。9月中旬を過ぎると、大雪山系旭岳の初冠雪と五合目付近までの紅葉の便りで、旭岳の紅葉はもちろん綺麗ですが、黒岳と赤岳・緑岳の高原沼付近の紅葉が好きです。

この時季の大雪山系は錦絵のような美しさ

ウラジロナナカマド・カエデ・松等が黄色・赤色・緑色の三色で織り成す一面錦絵のような風景、それは美しい。中でも赤岳の紅葉は登山を始めた頃でもあり感動的でした。旭岳や黒岳へはロープウェイで上がり、高度が増すに連れ紅葉が変化していく様を身近に感じとることができます。

この時季にはマイカー規制が始まり、一般車両は指定の駐車場に車を止めシャトルバスが運行するようになります。自然保護のためには当前で、大雪縦貫道路が計画された当時、反対運動のため途中で工事が中断されたと言われているがよくわかります。

NHKBS「日本百名山」で「トムラウシ山」が

9月28日(月)午後7時半からのNHKBS「日本百名山」は「トムラウシ山」。夏場7月の登山の様子を放映していました。一度しか登ったことはなかったのですが、大変な思いをして登頂したことを回想しながら視聴しました。番組では同様に「短縮コース登山口」からの登山でしたので、興味深く視聴しました。

針葉樹林帯とダケカンバ帯を歩きその境がカムイ天上です。そこから程なくコマドリ沢へ下ります。かなり長く急な下り坂で、帰路はここを登らなければならないのかと思うとぞっとしましたた。さらに登るとガレ場が続くき、ナキウサギの声を聞きながら「トムラウシ公園」へ。

奇岩の中に高山植物のコマクサやチングルマが咲き誇り、それらが織り成す日本庭園さながらの光景に感動しました。まるで広大な土地に宛も庭師が意識的に造成したかと思われるほどなです。番組では7時間半を経て登頂し、そこで終了しています。歩行はかなりスローテンポだったのだろうかと思われます。私達は6時間で登頂できたのですが。

さて、番組では登頂で終了したものの私達にはそれから下山がありました。案の定、登りでかなり下ったため躊躇していたコマドリ沢は想像以上に厳しいものでした。帰路はここを登らないと帰れないのです。あまりのきつさに「念願のトムラウシ山に登れたのだから、思い残すことはない。これを機会に登山を止めよう。」と考え涙が溢れてきました。

無口な夫の「お前も頑張ったよな。」の一言で我に返り、めげてはいられないと自分自身に気合いを入れ無事帰還。そのような体験から年月を経た現在では、なるべく薬や栄養食品に頼らず、無理のない適度なウオーキング・かなり軽めのミニジョギング・低山登山で体力を維持できているのかもしれません。

NHKBSテレビ番組「日本百名山」に触発され、「明日は藻岩山に登ってみようかな。」という気分にさせられましたた。何と単純な人間なのだろうと、我ながら呆れてしまうのですが?

さて翌日、番組に触発され「藻岩山」へ

ウイークデイでもあり登山者は少ないだろうと考え「慈啓会病院登山口」から登りました。マスクを外し深呼吸すると森林浴とでもいうのか空気の美味しさに大感動です。登山者と行き交う度にタオルで口を覆いました。最近は、同様に考えている登山者が多いようです。

足下はぬかるみとは行かないまでも、意外と湿っています。これから秋が深まるに連れ霜が降りこのような状態の足下になる日が多くなるだろうと思われます。大雪山系のように紅葉はまだ進んでいませんが、2~3週間後には楽しめるかもしれません。

いつものペースで登頂すると、観光客は見受けられず登山者ばかりの山頂でした。どうやら強風のためロープウエイは運休中で観光客はいないはずです。どこが強風なのかと思うほど穏やかな山頂付近でしたので腑に落ちませんが。

それにしても予想以上に多い中高年登山者でした。雲一つない澄んだ秋空の下、展望台から遠く支笏湖周辺の山々、紋別岳・樽前山・恵庭岳・空沼岳が見渡せます。かすんでいますが遙か彼方が大雪山山系です。

-日記
-, , , , ,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.