降り続いたどしゃ降りの雨が上がり、緑鮮やかな「北海道知事公館」庭園を訪れてみました。昨日、予定していたのですが、急に降ってきた雨に断念しました。北海道開拓当時、計画的に原生林を開墾しその広大な一画に建てられた「北海道知事公館」。開園と閉園時刻が定められ一般公開されています。
ここが街中?と、思わせる広大な敷地の「北海道知事公館」庭園です
前庭といっても原生林の面影が残っています。幾筋もの沢や土地の高低に多少の手を加え、居住地と前庭にかえていったものと思われます。広く芝生を敷き詰めた敷地もありますが、勿論、舗装されていないところが多いので、庭園を巡るには足元には十分気をつけなければなりません。
夏の暑さを凌ぐことができる樹木林
夏でも暑さを遮ってくれる深い森には、白樺等の樹木林が続きます。下草は一面が「マイズルソウ」、そして「オオウバユリ」が、短い花の時季を謳歌しています。「オオウバユリ」は、近隣の「円山公園」や「三角山」登山道に咲いていますが、「北海道知事公館」前庭に咲く「オオウバユリ」が一番綺麗ではないかと思われます。
近年、他の「オオウバユリ」は花そのものが咲く前にもぎ取られたり、葉が枯れかかったりして元気がないのです。ウオーキング中、道路脇に「ギボウシ」を見かけますが、葉も花もこちらの方が生き生きしています。
【マイズルソウ】下草のように樹木林を蔽っています。
【ギボウシ】
【アジサイ】緑色が多い中で、一際目を引く青色の花です。
【オオウバユリ】花の時期は短く
【バラ】たった一株ですが、花の時期を終えようとして存在感を示しています。
芝生を敷き詰めサッカーができそうなところもあります
勿論、サッカーの試合等はできませんが、晴天時、お子さん連れで自由に遊んでいる姿が見られます。よちよち歩きのお子さんが歩き回ったり、お弁当を広げたりと開放感溢れる「北海道知事公館」庭園です。雨天続きでしたので濡れている芝生にも、休日になると憩いの場となることでしょう。
隣接されている「北海道立三岸好太郎美術館」
北二条通側に「北海道立三岸好太郎美術館」があります。美術館鑑賞後には、「きねずみ」という喫茶コーナーで休憩することもできます。「きねずみ」ではオリジナル製品が販売されています。
雨上がりの「北海道知事公館」庭園に佇むと心が落ち着きます
一時、落ち着きを取り戻したかのように思われたコロナ禍です。最近、全国的にジワジワと感染者数が増え、第六波を超えるほどになりました。まさしく、第七波到来です。これからの英気を養う力を与えてくれたような静かな佇まい「北海道知事公館」庭園です。明日からも感染予防に徹し、元気に過ごしていかなければと心して。