どうも最近は不順な天候で曇りがちの日が続きます。明日土曜日の夜半から暫く雨がちになるという予報が出ていますので、「藻岩山」へ出かけてみました。曇り空の平日にも関わらず、いつも通り満車状態の登山口駐車場です。
涼しげな「アジサイ」に元気をもらって、リベンジ「藻岩山」登山
前回の「藻岩山」登山では苦い体験をしました
この天候では山頂からの眺望には期待できませんが、密かに前回の「藻岩山」登山リベンジがありました。考えていたより疲労が少なく短時間で登ったので、下山は調子にのり駆け足気味でした。ガレ場で見事に予期せぬ転倒。岩に右足の踵がひっかったようです。転ぶ時には、脳からの転ぶという咄嗟の伝達があり両手を突く姿勢になるはずですが。
ところが、そのような余裕は全くなく気付くとうつ伏せ状態でした。それもガレ場のゴツゴツしたところで。晴天に恵まれた日曜日でしたので登山者が多く、その時点で下から大勢の登山者が次から次へと上ってきます。駆け足気味で下山し、次の一歩をどの岩へ置こうかと考えた瞬間、うつ伏せ状態でした。
一組の若い登山者が「大丈夫ですか?」と、声を掛けて下さった以外他の登山者はどんどん横を通り過ぎ登っていきます。ほんの1~2分頭をよぎったこと、これが都会の現状?うつ伏せのまま、両膝、両足首・・・と、順に動かすと幸い痛みは全くありません。
顔に痛みもなく、起き上がると歩けそうです。ところが、左手の平が感覚が無く痺れていました。歩き始めると、左手のひらの痺れは引き・・・。と言うわけで普通に下山でき歩いて帰宅しました。翌日は大事をとってできるだけ静かに過ごし、そのまた翌々日には試しにジョギングをしてみたところいつも通りに走れたので、一安心。
馬の背へ向かう急登登山道脇に咲く「アジサイ」
登山道はまるで「アジサイの路」
前置きが長くなってしまいました。スキーリフト跡地から暫く登山道は平坦ですが、馬の背が近づくに連れ一気に急登登山道に変わります。まるで「アジサイの路」。その登山道脇に咲く「エゾアジサイ」が、疲れを癒やし元気いっぱいにさせてくれるのです。
【エゾアジサイ】東北以北の低山・亜高山に自生する低木
ガレ場を登りながら
どの辺りで転倒したのか定かではありませんが、調子にのり過ぎていた自分自身への自戒の念を込めゆっくり上ってみました。今思うと何でも無いところのように思われますが。
案の定、山頂での眺望は皆無でした
どちら方向を眺めても眺望は皆無の山頂です。水分補給と「塩レモン飴」で塩分と糖分補給。このまま待っても眺望の期待はできないので、直ぐさま下山です。登山道の植物に目が行きます。
それにしても夏場の登山道は、笹とシダが大きな顔をしているように見受けられます。
殆ど枯れた「エンレイソウ」と朽ちずに元気な「エンレイソウ」。
株数は少ないのですが、開花が待たれる「オオウバユリ」。
「馬の背」へ向かう平坦な登山道に白色の「アジサイ」を見つけました。
帰宅してから調べてみたところ、「ツルアジサイ」?か「ヤマアジサイ」?と、思われますが定かではありません。蔓状には見えませんでしたが。
「慈啓会病院」登山口手前に堂々と構える巨樹は「藻岩山」の主でしょう。「これからも登山者の安全を見守って下さいね。」と心の中でささやきかけました。
『登山では、一足一足目の前の状況に集中すること。上りより下山はより慎重に!』低山だからといって侮れません。