日記

「三角山」から「大倉山」へ、蝉の声に励まされながら縦走できました

投稿日:2020年6月10日 更新日:

「三角山」へはこのシーズン三回目となる。一回目は足慣らしを兼ねて「哲学の道」経由「大倉山」への分岐点まで。二回目は時短急登コースで頂上へ(因みに私が勝手に命名したコース名)。三回目の今回は「哲学の道」から「大倉山」への縦走路コースを考えた。少しずつ時間を要していき、私なりにパワーアップさせる。

週末は混み合うと予想され今日にしたのに、登山口にたどり着くとあまりの駐車している車の多さに驚いてしまった。昨年、一昨年と訪れた際、平日はこれほどでもなかった。私にとってはお気に入りの山であるが、これ程人気があるとは。頂上へは幾つかのコースがあり変化に富んでいて、足を伸ばすと大倉山ジャンプ場を真下に見下ろすことができる。そういう魅力的な山だからなのかもしれない。

蝉の声に励まされて

歩き始めには不安があった。今朝からの暑さで、この登山口にたどり着くまでに汗だくになっている。のんびり行こうと、心に留め進む。登山道には目を楽しませてくれた山野草のお花の群はすでに見られない。蝉の声が木々の間に響いている。ワーワーでもないしギューギューでもなくその鳴き声を上手く表現できないが、まさに夏本番を思わせる。

「哲学の道」に差し掛かる辺りで、望遠レンズ付きのカメラをのぞいている大勢の方々がいた。テレビ局の取材かと思ったほど。じっと一カ所を見つめシャッターチャンスを狙っているようだ。珍しい野鳥なのだろうか。足早にそこを通り過ぎた。

「三角山」から「大倉山」への分岐点で

「大倉山」への分岐点で、一呼吸付いた。重かった足が気にならなくなっていて一安心。休憩用ベンチが新しくなっている。一瞬、この丸太はどのようにしてここへと、考えてしまった。この辺りの木なのだろうか、下から運んできたのだろうか。誰がどのようにして、そう考えると有難い限りです。ベンチの横で小さな花を見つけた。

分岐点から、「大倉山」へのコースは緩やかな高低差はあるものの歩きやすい。いつもここでは考え事をしてしまう。きつい山では登ることが精一杯でゆとりがないが、緩やかなここでは思い出すのは過去の登山のこと。気がつくと足の重さが消えていた。

「大倉山」の頂上では遙か遠くまで見渡すことができました

木々の葉が深く覆い茂る山路に、急に青空が見え隠れし始めたかと思うと「大倉山」の頂上へ到達した。ひっそりとして、誰も乗っていないリフトが動いている。昨年は中国人観光客で大賑わいしていた「大倉山ジャンプ場」。美味しいソフトクリームを販売している売店はまだ開かれていない。

青空の下、「大倉山ジャンプ場」から見下ろす絶景、「大通公園」が東に延びている。「藻岩山」からの眺めも良いがここからも格別だ。札幌の市街のみならず、近郊の山々や遙か夕張山系や大雪山系をも見渡すことができる。

今日の「三角山」登山、登山者は高齢者のご夫婦連れ、若い女性のお一人様が多かった。引きこもりで高齢者が鬱になるのを防ぐためにも体力に応じ散歩やウオーキングにプラスして考えると行動しやすいのではと思う。夏山は虫の季節にもなるので、虫除けの工夫と衣類も化繊で滑りやすい生地がベスト。草むらをできるだけ避け、ダニを防止する以外にない。ダニに好かれるとえらい目に遭う。
さらに夏場は熱中症対策として、人のいないところではマスクを外してと言われている。登山中は薄手のタオルを首に掛け、人と行き交う時には、それを口元へ持ってくるようにしている。

登山口に戻ると、また蝉の大合唱が迎えてくれたような錯覚に陥ってしまった。「今日も頑張ったね。」と。

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