日記

「三角山」から縦走できる「大倉山」は、リフトを利用しスキージャンパーの気分で

投稿日:2019年6月20日 更新日:

朝から晴天に恵まれていたので三角山から縦走し大倉山を目指すことにした。9時過ぎには三角山駐車場は既に満車状態である。
どの山でもそうだが、最初の登りが少々きついので、下山まで体力が温存できるようにのんびり歩く。セミが鳴いているが一時と異なり、なぜか「アツイヨー。アツイヨー。」と聞こえ可笑しくなってしまった。確かに今日は気温が高い。春先の可憐な花々は終わってしまい一抹の寂しさがあるものの、初夏を思わせるような木々の緑が一段と濃さを増していた。

今日も大勢の登山者で賑わっていて女性よりむしろ中高年の男性が多い。最近の新聞に「三角山登山」を日課にしている90歳代の男性の記事が載っていて感心させられてしまった。昨日の雨で足元がすべり気をつけながら上を目指した。いつものペースで東屋までたどり着いたもののここから頂上へは行かずに、急な斜面を慎重に下り大倉山へ縦走としゃれ込んだ。長い距離ではないが、多少のアップダウンを繰り返えすこのコースが私のお気に入りとなっている。

頂上は保育園の子ども達や修学旅行の高校生で賑わいをみせていました

「えっ、こんなに遠かったかな。」
疲れてきた時の私の弱気が出てしまった。なかなかジャンプ台の天辺が見えてこない。
「あっ、見えてきた。」と、安堵すると同時に保育園の子ども達の声が聞こえてきたので驚いた。どうやら、大倉山ジャンプ競技台の下から保育士さんと徒歩で登ってきたようだ。結構な距離があるのに。

スキー用のリフトが稼働していて、修学旅行の高校生と引率教師で大倉山の頂上は賑わいを見せていた。
「こんなところから滑るの?」と、その高さを実感し喚声を挙げる高校生たち。高所恐怖症なのか怯えている男子もいた。実際にスキージャンプ競技の選手は鍛えているとはいえ凄いと、改めて思う。

リフトを利用すると、手軽に頂上でスキージャンパー気分を味わえます

大倉山頂上からの眺めは三角山や藻岩山とはまた趣が異なり、ジャンプ台から札幌の街のそれも大通り公園をめがけて飛び下りて行くようなそんな錯覚をおぼえさせてくれるから不思議である。大倉山へは登山ではなくリフトを利用することで手軽に頂上でジャンパーの気分を味わえるし、麓の「札幌オリンピックミュージアム」で実際にジャンパー体感できる。

人懐っこいカラスに道を譲ってもらい

下山には誰が名づけたのかわからぬが「哲学の道」をひたすら下った。私が歩く前を一匹のカラスがいた。
「こんにちは。」と挨拶したら、ピョンピョンと10mくらい弾みながら先導して歩いてくれた。

「カラスくん、今日はどうして2本足を交互に動かして歩かないの?ダチョウは猛スピードで走れるしニワトリだってチョコチョコ歩いて餌をついばむよ。ペンギンもヨチヨチ歩きするし。君のエネルギー全てを飛ぶことに使っているからかな。」たまたま二足歩行していなかったカラスの不思議さを考えていたら、これまで苦手だったカラスを身近に感じてしまった。「さようなら、ありがとう。」横に寄って道を譲ってくれた。

たかが三角山、されど三角山です

登山口にたどり着き休んでいたら、
「この間、友人が下山した後ここで写真を撮っていたら、つまずいて転び骨折して入院中なの。」と、語り
「たかが三角山、されど三角山です。」と、付け加える。ごもっともなことでありどんな山であっても侮れないと、私も深く心に留めた。

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