10月半ばを過ぎると、朝夕の寒暖の差が大きくなってきました。大雪山山系からは初雪の便りが届き、札幌でも雪虫が舞う季節を迎えています。それでも日中は例年より比較的穏やかです。まだ、普通のいでたちで軽登山はできます。登山は午前中にと決めながらも止むを得ない日もあり、午後になってから行動を開始して「円山」に登ってきました。
登山道の黄色やオレンジ色の落ち葉を踏みしめつつ山頂を目指して
山頂には、既に三名の登山者が
葉を落としてしまった樹木
辛うじて一枚を残し、風に揺れています。
緑溢れる樹木もあります。
下山時、一面に落ち葉で覆われた登山道での一コマです
一見何もないような登山道ですが、落ち葉の下は岩場が隠れていますので要注意です。若い女性登山者が上を目指しています。「円山」登山は初挑戦なのか、お疲れの様子で向こうから声をかけてきました。登山中は行き交う登山者に挨拶はしますが、よほど出ない限りこちらから話掛けることはありません。
「頂上までは、後どのくらいですか?」と、尋ねられました。
「もう間も無くで、10分もかかりませんよ。」と、答えました。
イントネーションが日本人とは異なるので、「どこの国からおいでですか?」と尋ねてみたところ、香港から大阪の大学への留学生とのことです。今日は単身で北海道旅行中とか。札幌は昨今、国内海外を問わず旅行者が多く見かけます。全くの軽装で登っている旅行者らしき方を見受けますので、標高225メートル「円山」でも山は山ですから地元民でも軽く見てはいません。この方はそれなりに登山の装いでした。「お気を付けて。」と声を掛け別れました。
巨木の根元にも落ち葉が
花を終えつつある「アキノキリンソウ」
登山口からわずかなところで、「円山」の主かと思われる巨木の根元にも
この巨木には、登る時には「お邪魔します。」、下山時は「ありがとうございました。」と声掛けをしています。