晴天続きで登山日和。「円山」登山を予定し身支度を整えていました。ふと、9日朝刊に目をやると「三角山 登山道閉鎖解除 新たなクマの痕跡なし」の記事が載っています。3月31日に男性二人が「三角山」でクマに襲われ負傷した事故に伴って登山道が閉鎖されていました。調査後、やっと解除になったのです。
急遽、「円山」登山の予定を「三角山」へ変更です。しかし、利用時には鈴を鳴らし登山道を外れないように気をつけなければなりません。昨年は、残雪が所々にあった4月下旬には「三角山」に登り春に咲く山野草を楽しむことができました。時季がずれ込んでしまったのは残念ですが、待ちに待った登山道封鎖解除です。
待ちわびていた登山道封鎖解除に、春の山野草が咲き誇る「二人静の散歩道」を巡って
「三角山」は目的によってコースを選ぶことができますが、今回は春に咲く山野草に焦点を置いてコースを考えました。忘れずに鈴を鳴らしながら行動開始です。
①山の手登山口→二の坂→こぶし平へ
コロナ禍なので昨年の「三角山」は大人気、平日・休日を問わず大勢の登山者で賑わっていました。今日から登山道封鎖解除になり登山者が続々と・・・、予想していましたが駐車スペースにはゆとりがあります。朝刊上でしたから解除になった情報が伝わっていないのか、それとも、まだ敬遠しているのかもしれません。
【クルマバソウ】のミニ群生地です。
これから花の盛りを迎える【マイズルソウ】
【クルマバソウ】と盛りを終えつつある【エゾエンゴサク】
②こぶし平→六の坂へ
【ニリンソウ】
【エゾエンゴサク】と【エンレイソウ】
【ヒメイチゲ】
【ナニワズ】
③六の坂→七の坂→八の坂→九の坂→十の坂→山頂へ
岩場の急登が続き、殆ど花の期待はできない登山道です。「十の坂」からの白樺林が綺麗です。
④山頂→九の坂→二人静の散歩道→こぶし平へ 今日のメイン、山野草の種類が多い「二人静の散歩道」。「二人静の散歩道」には、「フタリシズカ」ではなく、「ヒトリシズカ」が花の盛りを迎えています。
【コウライテンナンショウ(マムシグサ)】と【オオウバユリ】
【ニリンソウ】花街道といって良いほどの群生地で、登山道に続く「ニリンソウ」。
【エゾエンゴサク】花は僅かとなってしまいました。
【ヒトリシズカ】
【クルマバソウ】
【スミレ】
⑤こぶし平→山の手登山口へ
「シラネアオイ」を見ることができなくて
この時季に「二人静の散歩道」で見られるという情報があった「シラネアオイ」を見つけることができなくて心残りです。下山中、「最近『哲学の道』で・・・。」と、教えて下さった登山者がいました。予定していた今日の登山はここまでとして、日を改め近いうちに訪れてみなければと心したところです。
クマ騒動で封鎖されていた登山道でしたが、やっと解除になりました。これから、コースを変えながら「三角山」登山を楽しみたいものです。