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日記

「三角山」の登山道「哲学の道」に、『山野草の女王「シラネアオイ」』が咲いていました

投稿日:2022年5月14日 更新日:

封鎖されていた「三角山」全ての登山道が5月9日に解除となり、翌日早速登ってみました。お目当ては勿論、この時季に咲く花々をめでる事。咲く花が多い登山道「二人静の散歩道」は、「エゾエンゴサク」「エンレイソウ」「ニリンソウ」「ヒトリシズカ」等、咲き誇る花々の花ロードに大満足でした。

ところが、一つ心残りがありました。それは密かに期待していた「シラネアオイ」を見つけることができなかったのです。聞くところによると、登山道「哲学の道」では咲いているらしいとのこと。機を逸してしまうと、花の時季は終わってしまいます。日を改め、「三角山」登山道「哲学の道」へ「シラネアオイ」を求め出かけてみました。

期待した「シラネアオイ」を探し求めることができるでしょうか?

「山の手」登山口から上って

一昨日には、蕾状態だった「クルマバソウ」や「マイズルソウ」は極小さな白い花が満開です。

【クルマバソウ】

【マイズルソウ】極々小ぶりの花ですが、鶴が羽ばたいているように見えますか?

階段状の隙間に咲いていた可憐な花です。名前はわからずじまいでごめんなさい。

「こぶし平」から「哲学の道」へ向かって

【スミレ】

【ニリンソウ】【エゾエンゴサク】【エンレイソウ】

【エンレイソウ】そろそろ花は終わりかけで、花弁が緑色を帯びてきました。

【ヒトリシズカ】花茎がひょろひょろと伸びてきました。

多くの花々が咲くこの登山道には、心が癒されます。今回は左手「六の坂」へは行かず直進です。更に少し進むと標識です。左手は「四の坂」、直進すると「哲学の道」へ。勿論、久しぶりの登山道の記憶を確かめながら歩みます。後方から忽ち追いつかれてしまった男性登山者に「あそこにシラネアオイが咲いていましたね。」と、声を掛けられました。

お目当ては「シラネアオイ」です。下ばかり向いていたのか全く気づきませんでした。振り向いて見渡すと土手に「シラネアオイ」が咲いているのです。ロープで封鎖され近寄れませんが、遠目からスマホカメラに収めました。「これから向かうガレ場にも咲いていますよ。」と、親切に教えて下さいました。有り難いことです。

【シラネアオイ】

この時期の入山者は春の花がお目当てのようで、詳しい方は本当に詳しいです。緩やかな九十九折りを進むと「ガレ場」にさしかかりました。先ほどの方が、また「フデリンドウ」を教えて下さいました。初めて知った花「フデリンドウ」、密かに岩の間で咲いています。

【フデリンドウ】直径が5㎜ほどの花です。小さいながらも花の形はまさしく「リンドウ」。

続けて「シラネアオイ」が!遂にこんな間近で見られた女王様です。登山道脇に数輪も咲いています。暫く見入ってしまった「シラネアオイ」!大感動です。女性登山者がカメラに収め、その後、絵手紙用にスケッチを始めました。このような山の楽しみ方もあるのです。

【シラネアオイ】大感動!

気分爽快!「三角山」と「大倉山」分岐から「大倉山」へ

お目当ての「シラネアオイ」を十分堪能し気分爽快です。大した疲れも感じないので、そこから「大倉山」まで縦走することにしました。「クマ出没注意」の立て札を横に縦走尾根路を進みます。時折、数人の登山者と行き交いましたのでどうやらクマの心配はなさそうです。葉桜になりかかった「エゾヤマザクラ」の花びらが心地良い風に舞っています。風情に浸りながら上りました。

「大倉山」山頂付近で

樹木の根が広がり平坦なようでアップダウンが続く登山道です。日当たりが良いのに花々は見当たりません。山頂付近にさしかかった辺りにやっと「ニリンソウ」や「クルマバソウ」を見つけました。スキーリフトが稼働しています。平日でもあり利用者は見当たりませんが。

【クルマバソウ】密かに咲いていました。

【ニリンソウ】

【ヒトリシズカ】背高のっぽになりかかっています。

「山の手」登山口へ

ここからの「小渕沢コース」登山道も花々が美しいと聴きますが、日を改めます。「大倉山」頂上からUターンし、「山の手」登山口へ引き返しました。途中「哲学の道」にさしかかり、「シラネアオイ」とは来年の再会を約束し帰路につきました。間近に『山野草の女王「シラネアオイ」』を見ることができ感慨深い「三角山」登山でした。山野草は時季を逸すると見られない花々が多くて。

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