「円山」方面へウオーキングです。予定としては「円山」登山口の様子を見ながら「円山動物園」の横を通り「大倉山」や「三角山」を遠くに観て、「北海道神宮」を廻るコースです。「円山」登山口付近にクロッカスのちょっとした群生地があります。他のところで満開のクロッカスを見ましたので、咲いているかもしれないという期待がありました。
ウオーキングの予定が、そのまま頂上手前までの登山となり
昨年は4月中旬が「円山」初登山でしたので、まさか登山には到底不可能でしょう。晴天続きでしたので、融雪が早まり少しは昨年より早く登山できることを願ってはいました。
残念ながら、クロッカスはまだ早かったようです
咲いていたクロッカスは残念ながら薄紫色のたった一輪のみ。この辺りは日陰なので芽生えそのものが遅いのでしょうか。昨年の秋に刈り取られたような跡がありました。まさかとは思いますが確かめに再度来てみます。ミニ群生地が健在でありますように。
思い描いていた一面のクロッカスに会えず、少々気落ちしながら、「木道杉林」登山口へ向いました。最近の暖かさでスッカリ雪解けが進み多くの人がウオーキングと冬山登山？を楽しんでいます。色とりどりのリュックサックが行き交っていました。
二輪の「エゾエンゴサク」と一輪の「エンレイソウ」がもう咲いていて
登山道にはまだ残雪があるのだろうと足を踏み入れてみると、長靴姿やアイゼンをつけた登山者が下山して来るのです。様子を見ながらもう少し進んでみることに。何の準備もないまま安易に行動してしまったのです。
登山道脇には、二輪の「エゾエンゴサク」と一輪の「エンレイソウ」が咲いているのを見つけてしまいました。さらに咲いているのかもしれないと、期待に胸が膨らみ進んでしまいました。
頂上手前に残雪があり
途中で下山してきた中高年女性に伺ってみました。通年、「円山」に登っている方で事情には詳しく教えて下さいました。今年の雪解けは早いけれどこの先には数カ所残雪があること、頂上手前の岩場は特に多くてスニーカーでは無理である等。にも拘わらず、もう少しくらいは、という思いで進んでしまいました。
後5分少々で頂上という手前の岩場が、やはりかなりの残雪で覆われていました。どうやらギブアップした方がよさそうです。何せ、スニーカーなのですから、仕方がありません。あえなく下山としました。登りはスニーカーでも何とかなりましたが、下りは油断できないのです。
更に期待していた花達にも会えずじまい。登山口へ戻って来ると、お気に入りのスニーカーは泥まみれです。思いつきで無茶をしてしまいましたので、致し方ありません。残雪で泥汚れを落としながら、一週間後には頂上へ挑戦してみようと諦めきれない思いが巡って来ました。
その頃になると登山道の雪解けも進み、花たちも咲き始めていることでしょう。クロッカスのミニ群生地とエゾエンゴサクの花ロードに期待しながら。