安価な野菜を冷凍保存することで
例年ですと冬場になると野菜が高騰しますが、今年は嬉しい事に安価な野菜が出回っています。スーパーより八百屋さんでそのような印象を受けます。農業をなさっている方には申し訳なく思うのですが有り難いです。
値段につられ一本ものの大根を買ってしまい、持て余す前に生食分と冷凍保存分に分けて保存してみました。冷凍すると細胞が破壊されますので、短時間熱を加えただけで調理できる利点があります。主に根菜類やキャベツ、トマト等が冷凍に向いています。
大根
1本75円というのもあります。茎の部分を捨てずに水栽培しておくと、柔らかい新芽はトッピングやみそ汁の具材として重宝します。青首部分は生食用にし、その他は厚めに皮を剥きます。大根は皮との間に筋があるので厚めに皮を剥くことで柔らかい部分を煮物やみそ汁の具材として切り分けて冷凍保存します。
厚めに剥いた大根の皮は捨てずに、きんぴら用に切って冷凍保存します。まさか皮をきんぴらに？と、貧しそうなイメージを受けるのですがそれがまた美味しいのです。生姜の千切りと一緒に凍ったままごま油で炒めサバ缶を汁ごと加えると、大根の皮がこれがまた美味しいきんぴらに大変身です。
人参
この量で1袋で100円でした。冷蔵庫の野菜室保存もできますが、きんぴら用と煮物用に切って冷凍保存です。
ジャガイモ
皮むきに多少の手間がかかりますが、輪切りにしたりファーストフード店のポテトのように切り冷凍保存しておくと、春先には澱粉質たっぷりのジャガイモに変身しています。長期間冷凍保存することで澱粉質が増し美味しくなります。箱物で大量に買い食べきれずにいて、芽が出かかる前にお勧めします。
余談ですが、箱物で購入したジャガイモにリンゴを一個入れておくと芽が出るのを抑えてくれます。リンゴが発するエチレンの働きで、ふじ系より紅玉のような酸味の強いリンゴが向いています。
トマト
あまり安価なものは手に入りませんが、皮を剥かずに大きめに切って冷凍保存しておくと、熱を加えたときに皮がスルッと剥けトマトソース等に打ってつけです。湯剥きの手間を考えると楽です。ミニトマトはヘタを取り丸いままの冷凍で良いのです。
玉ねぎ
カレーやシチューには薄切りにして炒めまたものを使いますが、結構時間がかかります。薄切りのまま冷凍保存しておきそれを炒めることで短時間で飴色になります。
ほうれん草やブロッコリーは軽く茹でてから
この時期になりますと例年、300円前後で売られているチヂミほうれん草は200円でおつりが来る値段です。甘みがあり肉厚で美味しいチヂミほうれん草ですが、あくが強いのでさっと茹でてから冷凍すると良いです。ブロッコリーも安価で手に入ります。茹でなくてもラップをしレンジでチンするだけでも可です。
＊他にも生のまま冷凍できる野菜がありますが、現在安価に手に入るものに限りました。今はレタスも安価で100円以下のものもありますが冷凍には不向きでしょう。キュウリは並の値段ですが輪切りにしてから塩もみし冷凍しておくとキュウリもみやサラダに適します。
＊ジッパー付きの袋に素材を入れたらなるべく重ならないように平たくして冷凍庫にいれ、凍ったら袋を縦にし上に名札を付けて置くと取り出しやすいです。
＊野菜類は大量に買い冷蔵庫で古くなってからではなく、新鮮なうちがお勧めです。
＊野菜ではありませんが、お安いときにまとめ買いした納豆をパックのまま冷凍保存しておくと良いです。食べる時には、早めに自然解凍しておくと全く冷凍させた物とは考えられず・・・。