朝からのどんよりとした曇り空にもめげず、「円山」登山を予定していた。突如の降雨に仕方なく予定変更となってしまった。気になっていた登山口付近のアジサイと杉林木道のオオウバユリは花をつけているだろうか。数本のアジサイの株が大きな一株に見えて、さすがと言うほど見事な咲きようだ。水色、薄紫色、ピンク色と微妙に色合いが変化しているので不思議に思える。
オオウバユリ
杉林木道の脇のオオウバユリの咲き具合はどうか。塊のように見えた蕾がはじけている。花はやっと咲き始めたのがちらほらと見える。横向きの筒状の白い花、花弁が緑っぽい。草丈が1メートルになるものもある。2~3日暖かな日が続くと一斉に咲き出すだろう。それから後の花の時季は短く、あっと言う間に終えてしまう。今週末にまた来てみよう。雨上がりだからなのか、花の上にカタツムリを見つけた。
街中でオオウバユリが見られるのは
オオウバユリの群生地は、生い茂った樹木の下で比較的日陰で、うっそうとした中に横向きに大振りの白い花が咲いている。まるで、テッポウユリそのものに見える。この季節になると「知事公館」の中庭や「北大植物園」でも咲いているだろう。
裏参道のアジサイ
「円山裏参道」からアジサイを愛でながらの帰り道となった。花屋さんの店先のアジサイには「アンティークアジサイ」と説明書きがある。今まで見たことがない地味だがお洒落な色合いの鉢物アジサイ。「円山裏参道」を進むと、ここの道路脇のアジサイがまた綺麗なのだ。
濃い紫色のアジサイが特に目立つ。手入れが行き届いてるアジサイは一際目につく。ピンク色のアジサイの一つ一つを眺めてみると、桜の花びらのように見えた。アジサイはその土壌は酸性かアルカリ性で花の色が異なると聞いていたが、水色やピンク色のアジサイが同じところに咲いていると、品種改良されているからだろうかと不思議に思えた。
午後になると、一際黒っぽい雲が空を覆っている。また、雨になるのだろうか。本州では梅雨明けがまだ遠そうだ。