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日記

新春にふさわしい『「キタラのニューイヤ2023」札幌コンサートホール キタラ』大ホールにて

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暖気のため朝から雨模様のお天気ですが、めげずに「札幌コンサートホールキタラ」へ向かいました。積雪後の雨なので所々に水溜りもあり雪解けでザクザクした歩道です。歩き辛さこの上ない路をただただ転ばないように気をつけながら歩きました。夏場は自宅からは徒歩で一時間足らずですが、さすがに冬道です。難儀することこの上ない南9条通りを東に向かい、やっと「中島公園」の入り口に差し掛かかりました。開演一時間前の人々の流れは「札幌コンサートホールキタラ」へ向かっています。その流れに乗り、ひたすら足元を見つめながら歩きました。

新年の幕開けを祝うオーケストラと琴の調べ

 2023.1.14(土)札幌コンサートホールキタラ 大ホール 札幌交響楽団 指揮 鈴木優人  琴 leo

札幌交響楽団 ヨハンシュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲、ピチカート・ポルカ(管楽器付き初版)ヨーゼフ・ヨハンシュトラウスとの合作、ポルカ「雷鳴と稲妻」作品324

*ニューイヤコンサートに相応しい曲で始まりました。

藤倉 大:琴協奏曲(管弦楽版)

*現代音楽風な曲でした。指揮者が全くタクトを振らなかったり、トランペットが息をただフーと吹き込んでいる場面があり不思議な面持ちで聴きました。

*お正月気分がまだ抜け切らない中ということで、琴と音色がよく似ているチェンバロで指揮者の鈴木優人さんがleoさんとデゥエットでこの場での即興曲や「春の海」を演奏して下さいました。

ヴァイオリン独奏 会田莉凡、チェンバロ 鈴木優人

ヴィヴァルディ:「四季」より春 第一楽章・第二楽章・第三楽章

*チェンバロは鈴木さん、ヴァイオリン、チェロ、ベースの八人編成の演奏でした。

札幌交響楽団

ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調作品27より 第3楽章アダージョ

*初めて聴いた曲です。様々な楽器の音色が次々と折り重なり演奏されました。2023年は、ロシアの作曲家ラフマニノフ生誕150周年記念の年です。アメリカに在住して数々の作品を残した作曲家です。

ヨハンシュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」作品410 ワルツ「美しき青きドナウ」作品314

*新春はやはりヨハンシュトラウスです。指揮者 鈴木優人さんはコロナ禍以前はドナウ川の岸辺で友人とワインを交わし合いながら新年を迎えていたそうです。

曲の間合いに指揮者トークを交え

*指揮者 鈴木優人さんはこの度の演奏会のため東京からおいでになり、今年2023年は、あと二度、ゴールデンウィークと8月の七夕に来道予定があります。後半は「ヒタル」とか。指揮者の表情が良く見られるステージ後ろ側でしたので、曲によって全く指揮の様子が異なることが素人目にもわかりました。

途中、勢いづいて思わず指揮棒を飛ばしてしまったり・・・。(すぐ前の第二バイオリンの方が譜面台から直ぐに渡していました。よくあるらしい?)どんなに凄い方素晴らしい方でも完璧な人間などおりません。人間性を垣間見ることができホッとした一瞬でした。後ろ向きの指揮者になるA席やS席では、指揮棒を飛ばしたことは目立たなかったと思います。

コンサートマスターは会田莉凡さん

札幌交響楽団のコンサートマスターは会田莉凡さん、女性です。曲の合間に笑顔を絶やさず楽団員一人ひとりに目配り気配りしているのがわかりました。先日、ローカルテレビ番組に出演され札幌交響楽団の裏話を語っていました。ご出身は北海道ではなく東京都とか。楽屋で過ごす時も演奏中も、絶えず、団員おひとりお一人の心と身体の健康状態を観察しているのだそうです。それが演奏全体に影響するからです。演奏の合間の絶えない笑顔は、つくり笑顔ではありません、お人柄が自然に表れているのだと実感しました。

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