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日記

「たいやき」と「スマホ」と、えっ関係ないっしょ(ないでしょう)ではなく

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昨日から明日までは残暑が厳しく、北海道でも30度超えが続いている。湿度も高く60パーセント以上あり蒸し蒸し状態で、北海道にしては堪えがたい暑さ。

駅前の「東急百貨店」でたまに買う物があり、散歩を兼ねて出かけた。ビルや塀で陽が陰っているところを探しながら歩く。「北大植物園」北側は絶好の日陰道。背高のっぽのオオウバユリの緑色の実が垣根越しに見える。つる性でウリ科のような黄色い花に立ち止まってしまったが名前はわからない。

程なく目的地へ。やはりデパートの中は涼しい。一瞬ずっといても良いと思う気分になってしまった。1階には外国製品の売り場がずらりと並んでいるが、私はそういうのとは縁遠く9階の片隅の売り場へ。ここの製品と従業員さんの応対が気に入り最近は専ら利用している。購入しようと考えていた製品が、9月から新たに発売になるそうで、後数日後に再度訪れることとした。

折角暑い中ここまで来たので、「東北物産品」が販売されているらしい地下の食品売り場へ行ってみたが欲しいものは見当たらず。例年、9階で九州や東北の「物産展」があり楽しみにしているのだが、このコロナ禍では大々的な催し物など当分なさそうだ。地下食品売り場を通り抜け帰ろうとしたら「六花亭」のお菓子が気になる。どうしようか迷っていてふと横を見ると「たいやき一休」の看板にひかれ、久しぶりに「たいやき」の粒あんとサツマイモ餡を購入してしまった。

数日前、この辺りでスマホを拾いました

今日は駅前の「東急百貨店」までわざわざ「たいやき」を買いに来たの?「まあ、いいか。」と、自分に言い訳しながら紙袋を抱え帰路につく。そう言えば、先日この駅前通りでスマホを拾った。丁度この辺りで発見した事を思い出す。その時透かさず、辺りを見回したが落とし主らしき人はいなかったので、交番を探した。

目と鼻の先に駅前交番の看板をみつけたが、交番らしからぬ不思議な建物だった。ただ置いて帰ろうとしただけなのに、事情聴取されているようでまるで犯人の取り調べ扱い?の印象を受けてしまった。「私は何も悪いことはしておりません。ただ、スマホを拾ったので届けに来ただけなのです。」と、心の中でつぶやいていた。

担当の警察官は、住所、氏名、電話番号をパソコンに打ち込んでいた。やれやれと思っていたら、パソコンが作動せず今度は手書きで書類に書き込んでいる。思わず吹き出してしまいそうになった。ごめんなさい。そのスマホはロックされているらしい。スマホにはそう言う機能もついていることを改めて知った。指紋感知機?

程なく持ち主の上司を名乗る方から電話が入る。「5パーセントのお礼が入りますがどうしますか。後ほど、本人から直接電話でお知らせしますが。」と、警察官。ということは私の電話番号が当人に知られるということ?見ず知らずの人に電話番号を知られるなんて。「お礼の気持ちだけ受け取り辞退致します。」と、告げやっと帰ることができた。事件の犯人でもないのに1時間近くも交番にいたことになる。

帰り道にふと考えてしまった。こんなご時世、5パーセントのお礼はどのくらいかは分からないが、近くの「子ども食堂」へとか「福祉関係」へ寄付して頂けるようにお願いしたいと、警察官に言い添えれば良かったと後悔した。急なことでとっさに考えが及ばなかった。それはさておき、あのスマホが無事に持ち主の下へ戻った事を願って。

「たいやき」の入った紙袋を下げ、可愛らしい花を眺めながら

拾ったスマホの件を思い出しながら、「たいやき」の入った紙袋を下げ、来た道「北大植物園」の横と「ミニ大通り散策路」の日陰を探しながら自宅へ向かう。可愛らしい花や初めて目にする植物の写真を撮らせて頂きながら。

8月もあと数日で終わる。暑い夏が終わるが、コロナは収束を見せていない。これから秋へ、そして冬に向かって行く。

因みに「たいやき一休」のお味は

少々小さめのたいやきだが、「粒あん」は北海道産の小豆を使用。大粒で小豆独特の味わいで美味しかった。「サツマイモ餡」の方は、薯臭さが感じられないまろやかなサツマイモ独特の甘さの餡。どちらも皮が薄くてあんこたっぷり、パッケージの様にニコニコ顔に。

「たいやき一休」は札幌市で4店舗あり、兵庫県尼崎市と大阪府門間市に店舗を構えている。

『「たいやき」と「スマホ」とは関係ないっしょ』の一見どうでも良いような、私にとってはどうでも良くはない話でした。

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