このコロナ禍で、各種コンサートそのものが開催されていませんでした。最近開催されるようになりましたが、人が多く集まる場を未だ控えていました。決心がつかなかったのと、気分の切替ができなかったからです。友人からの誘いがあったことと、他の友人が出演することもあり合唱団コンサート「札幌コンサートホール」へ出かけてみました。
開演にあたり、入口で手指の消毒しマスク着用の確認です。終演後には、氏名・連絡先と座席番号を記した用紙を投函しました。ですから、コロナ禍における「札幌コンサートホール」の感染対策は徹底されていました。
「新アカデミー合唱団」コンサート5 2022年5月22日(日)15:00開演
指揮:鎌倉亮太、ソプラノ:針生美智子、ソプラノ:一鐵久美子、メゾ・ソプラノ:鹿野真利江
管弦楽:新アカデミー合唱団のための管弦楽団、コンサートマスター:山本泰子
プログラム
Ⅰヴィヴァルディ;グローリア
Ⅱ信長貴富 編曲;混声合唱団とピアノのための出発の歌ー1970年生まれのポップ・ソングー翼をください・花嫁・虹と雪のバラード・出発の歌 他
Ⅲ源田俊一郎編曲;混声合唱団のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」故郷・春の小川・夏は来ぬ・村祭り・冬景色 他
コンサートを終えて
コロナ禍では、学校の音楽の授業にも影響が大きいと聞きます。マスク着用なので歌を歌わないとか、木管楽器や金管楽器等の演奏はしないとか。やっと少しは緩和されてきたようですが。まして、合唱団は少ない不自由な合唱練習にかなりのハンディーがあったものと考えられます。
そういう意味で改めて考えると、素晴らしい「コンサート」でした。プログラムⅠ、Ⅱ共に懐かしさいっぱいで、口ずさみたくなる曲ばかりでした。混沌とした世の中に安らぎをおぼえた「コンサート」となりました。
公演後、指揮者挨拶で「今回のプログラムは、本来、2年前に行う予定だったのがコロナ禍でコンサート中止になり、そのものをお送り致しました。今年はコンサート8のはずでした。」と、いうことで2年前のプログラム選曲だったことになります。
けれども、「戦争を知らない子供たちに」を聴いていると、現在のウクライナの戦火が現実として身に迫ってきました。ですからとても2年前の選曲とは思えなかったのです。感動的なコンサートに余韻が残り、「札幌コンサートホール」を後にしました。