札幌駅近くまで出かける道々、大きく斜め横断して「北海道庁」敷地内を通り抜けようとしたところ、「こんな街中でまさかヒグマ出没騒動?」かと、慌てました。札幌でも季節を問わず、東区や西区・南区でヒグマ出没のニュースがありとうとう中央区でも、と思ったからです。よく見ると、愛嬌のあるヒグマの着ぐるみと交通安全パレード関係者が、正門前に待機しています。どうやらこれから交通安全パレード出発前のセレモニーのため、報道陣も詰めかけていました。
肝心の「北海道庁旧庁舎」はリニューアル中で、上の屋根は見当たらず周りは蔽われたままです。暫く静観していました。
~飲んだら乗るんでない~
『北海道弁を広めるご当地キャラクター 出没注意「やべーべや」』
車一台が「やべーべや」スタイルです。車体は茶色、両耳と鼻、フロントガラスは目?足はタイヤ。思わず微笑んでしまいました。着ぐるみの「やべーべや」くんをもっと大きく真正面から写真に撮りたかったのですが、関係者以外近くに寄れず残念です。
北海道弁?
北海道には方言はないと言われながらも、本州旅行をしていると「北海道からお越しですか?」と、必ず言われます。気付かずにいても、イントネーションか何かが独特なのでしょう。北海道弁は東北地方の影響を大きく受けていると聞きますが、開拓当時、日本各地からやってきた人々の影響があるのではと思われます。
さて、「やべーべや」ですが、北海道弁?は、子供の頃何も違和感なく使っていました。テレビの普及と共に徐々に全国共通語になってきたのか、最近では「そういえば、そう言っていたかもしれない。」が多くなりました。方言は大事にした方が良いと思いますが。
上記を直訳してみますと
飲んだら乗るんでない→飲んだら乗ってはいけない ○○するんでない
やべーべや→「やべー」は、「やばい」。「べや」は、話の後に「・・・べや」と相づち風に。「・・・だべ。」と、最後に「べ」を付けるのも普通でした。「・・・べさ。」「・・・だべさ。」もありました・・・。改めて想うにこのような北海道弁は使われなくなってきた昨今です。
「べや」は、英語でクマを「ベア-」と言いますから、それとの掛詞になっているものと思われます。
札幌市内の建物にも「北海道弁」をもじって?
シタッケ○○→だって シタッケさー(だってさ-)
かでる2・7の(かでる)→遊びの中にかでてあげる(入れてあげる)という意味です。
外で鬼ごっこやかくれんぼをしている仲間を見ると、「かでてねー。」といって仲間に入れてもらいました。お天気が良い限りゲーム機等の室内遊びではなく、暗くなるまで外で遊んでいた時代ですから。
「北海道庁」中庭、池の静けさ
「北海道庁」中庭を巡ってみると、水面に写し出された池の畔の樹木が静寂さを物語っています。