日記

7月の藻岩山は、まるで夏山登山の気分でした

投稿日:2019年7月9日 更新日:

先日の『紀伊國屋書店トークショー 「低山登山とエリア散策を楽しむ 北海道科学大学 道尾淳子先生」』に触発され今日は藻岩山登山を試みた。これまでは、慈啓会病院登山口まで市電やバスを利用していたが、自宅から徒歩で行けることが分かり実践してみる。じっとしていても汗ばんで来るほど朝から気温が高めで、もう20度はあるかもしれない。
自宅から約40分くらい歩き登山口に着いた。早朝にもかかわらずやはり今日も既に駐車場は満車状態であった。

登山道に足を踏み入れると、先ほどの暑さを忘れさせてくれるような木々の緑、木立の間を吹き抜ける爽やかな風。さらに、小鳥の鳴き声が遠くから聞こえてくる。しかし、いつものペースで頂上を目指すが、なぜか体が重く感じられる。
「今日は調子が悪いのかもしれない。止めようか、どうしようか。」
そういえば、「お地蔵さんの顔を拝見しながら。」と思いつつも自分の足を一歩一歩動かすのがやっとで全く余裕がなかった。

そう考えながら進み、ちょうど三分の一辺りのスキーリフト跡地へたどり着く。藻岩山登山で途中休憩など取ったことがない私は水を飲むことで足を止めた。トムラウシ山で6時間、羅臼岳で5時間、鳥海山で5時間の登りに頑張れたのにと、自分を励ますが、あの頃は今より15歳くらい若かったかな。
「さあ、ここで挫けてはいられない。」
それからなぜかいつもの調子に復活してきた。マイペースで行こう。

頂上まで距離的に三分の二辺りの分岐点まで来れたが、「休まずに後少し。」と自分に活を入れる。
ここからは岩がごろごろしていて侮れない。この岩は、遠い昔藻岩山が火山だった名残であるらしいとか。辛くなると「道尾淳子先生」の言葉をかみ締める。

最後の頑張りどころ、九十九折のお地蔵さんがお迎えしてくれるところへやってきた。
何とか頂上にたどり着く。ベンチでお茶を飲みキャラメルでエネルギーを補給した。
ゆっくり辺りを見回すと藻岩山の頂上にパラボナアンテナの鉄塔がそびえ建っていることが初めてわかった。これまで見えていたのかもしれないが関心がなかったのか、疲れていたからなのか。

今日の藻岩山登山道で小動物の糞を数多く見かけた。木の実が豊富になってきたからか証拠が残っていて、キツネかリスかまたは他の小動物かは良く分からない。
以前、道南の山でクマの糞を見たことがあるがそれではないことは確かである。

自宅からここまで歩き通しだったせいもあるが、今日の藻岩山登山はまるで夏山登山であった。
とにかく汗が凄い。今年一番の汗。

-日記
-,

Copyright© コマクサ|札幌円山近郊山登りとお勧めスイーツと雑記 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.