低気圧の接近で今日と明日は吹雪の予報が出ていました。朝、ベランダのカーテンを開けると快晴で雲一つない青空が広がっています。予報が外れて安堵すると同時に心が弾みウオーキングです。春が近づいている兆しを感じながら。
「新型コレラウイルス感染症」収束を願うアマビエの雪像
突如として雪像発見
1時間ほど歩くと軽く汗が滲んできました。そろそろ冬用のコートを春物へ替えなくてはと思ったほどです。「北海道立近代美術館」や「北海道知事公館」付近を北三条通りに沿って歩いていると、「日本たばこ産業 ＪT札幌ビル」の敷地に二体の大きな雪像を目にしました。。
「なぜ、ここに雪像が？」と、思わず立ち止まりその可愛らしさと精巧な造りに歩道からカメラを向けてしまいました。雪像の後ろ側へ廻ってみると前後全く同じデザインになっています。工事標識の黄色い虎の顔と妙にマッチして愛嬌一杯のアマビエ。台座の四隅の小さな雪だるまは愛らしいマスク姿なのです。
今話題の疫病退散の妖怪、アマビエ
特に注書きはありませんが、確かにあの「妖怪アマビエ」です。アマビエと同種の妖怪にアマビコがあり、新型コレラを封じると言われている今話題の疫病退散の妖怪です。アマビエはアニメ「ゲゲゲの鬼太郎（第5期）」にも登場しているそうです。
妖怪そのものにひいて関心がある訳ではありませんが、予想以上に「新型コレラウイルス感染症」が長引き自粛生活が続いています。少なからず、あちらこちらで話題になっているアマビエに興味を覚えていました。
アマビエの雪像前でカメラを向けていると、空模様が青空から曇り空に変わっているのに気付きました。雪さえ降ってきます。急遽、家路を急いでいると短時間でホワイトアウトのような凄い吹雪です。今日の天気予報は矢張り当たってしまいました。まだまだ雪像が似合う季節なのです。
「新型コレラウイルス感染症」収束の願いを込めて
医療従事者の皆さんに感謝の気持ちと「新型コレラウイルス感染症」収束の願いを込めて、雪像を制作された「日本たばこ産業 ＪT札幌ビル」の方々の思いが伝わってきました。喫煙者ではなく「日本たばこ産業」をピーアールしている訳ではありませんが、一民間企業としてコロナ禍での存在感を再認識致しました。
ただ、素晴らしい力作にも拘わらず、アマビエの雪像設置箇所は人通りの多いところではなく少々残念に思えます。偶然、通って気づいた次第です。暫く日中の最高気温がマイナスの日が続く予報が出ています。雪像で「コロナ禍」の収束を見守っていて下さい、「妖怪アマビエ」さん。「モコ」はＪTのキャラクターなのでしょうか。
追記 2021.3．3
近くを通りかかると、ここ2～3日の暖気のためか雪像は既に取り壊されておりました。雪像設置は2月下旬までの予定だったのかもしれません。