日記

「琴似」はお勧めランチスポット、深まる紅葉に歴史を感じさせる屯田兵発祥の地

投稿日:2019年10月15日 更新日:

琴似へのアクセス

地下鉄東西線琴似下車1番出口、イオン札幌琴似店直結。向かいに琴似バスターミナル(JRバス・中央バス)。そこを背にして横断歩道を渡り右へ行き、すぐ右手が「琴似屯田兵村」。

琴似は、屯田兵発祥の地です

1874(明治7)年、開拓使は最初の入植地を琴似と決め兵村づくりを行った。その翌年が発寒であり、北海道には最終的に37の屯田兵村ができた。自然と戦いながら原野を農地にりつくり変えっていった。士別・秩父別・永山・旭川等、多くの村は主に石狩川に沿ってできたようだ。その当時は、日本海から石狩川へ入り遡上する船での人や物の移動が交通手段として重要だったのであろう。
遠くはオホーツク沿岸、現在の北見や端野町にも屯田兵村がつくられたが、どのような交通手段でそこまで行って入植できたのであろうか。寒さは如何ほどだったのか。苦労がしのばれる。
最終的には総戸数7371戸、家族を含め約4万人が入植した。

琴似屯田兵村は、第一中隊でした

屯田兵とは、普段は開墾や農作業をし、必要な時には兵士となって北海道を守る二つの役目を持った人たち。開墾作業だけではなく、軍隊に配属され軍事訓練も受け、琴似屯田兵村は、第一中隊だった。

屯田兵たちの暮らしぶりが見えてきます

国指定史跡「琴似屯田兵村兵屋跡」の佇まいは、こじんまりとした建物であるが、管理者がいて観覧は無料。
200以上あった兵屋の「清野専次郎宅」跡である。現在はマンションやアパートといった建物であるが、兵屋としての一戸建ての官舎が整然と並んでいて、200以上建てられていたようだ。
中へ入ってみると生活用品や農業用機械(脱穀機等)・機織り機が展示されている。狭いにもかかわらず、柱や梁の木材はかなり太くて良い木材を使用している。現在の木材より頑丈で立派そうに見える。だから、これまで150年近くも絶えられてきたのだろう。しかし、本州から来た人たちにとって冬の寒さはいかほどだったろうかと思う。今は、家の造りや暖房の仕組みがよくなったとはいえ、現代人の私にとって北海道の冬はそれでも寒い。開拓者の苦労が身に染みてくるし、北海道を開拓した先人たちに感慨深いものを感じる。
入口に入場は無料ではあるが、書き込み用紙がおいてあった。殆ど市内からの来場者であったが、お一人、「東京都」と書かれており歴史に興味のある方なのだろうと思った。
後でわかったことだが、この建物は1970年に保存修理のため解体し、その後1972年に復元されている。

「琴似神社」と「琴似屯田兵屋」

琴似本通りを南西方向へ向かうと右手は「西区役所」で、ちょうどその真向いが「琴似神社」と「琴似屯田兵屋」。さすがに、歴史を感じさせる風格が漂った神社だ。
うっそうと茂る木々は紅葉にはまだ少し早い。今週初め、北海道上空に寒気が入って来るので、来週あたり一気に紅葉が進み見ごろを迎えるであろう。

お勧めランチ店は、「琴似屯田兵村兵屋跡」と「琴似神社」・「琴似屯田兵屋」を結ぶ通りにあります

「憩うや」お手頃価格の居酒屋で平日お昼限定メニュー蕎麦セットがお勧め

「ことに大和屋」「琴似屯田兵村兵屋跡」のすぐ向かいにある。 少しリッチな気分で割烹料理店でランチなど、いかがですか。月2回大広間で「寄席」を開いているというユニークなお店。今は落語ブームとか。落語のお好きな方へお勧めスポット。

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