日記

札幌「教育文化会館」にてセロ弾きのゴーシュ、あの宮沢賢治のお話です。

投稿日:2019年2月17日 更新日:

「セロ弾きのゴーシュ」、あの宮沢賢治のお話です。そういえば、小学生の頃に集団映画鑑賞で見たような。

子供の頃、学校で映画鑑賞会がありました

私たちの子供の頃は、各家庭にテレビは一般的ではありませんでした。ですから、一年に2・3回映画鑑賞会があり、町の映画館まで歩いていき集団で鑑賞していました。その中の一つだったように記憶しています。

自ら人形劇団を立ち上げ活動している友人がいます

なんと、近くの教育文化会館で「セロ弾きのゴーシュ」を人形劇 で演じられることを、毎朝、目を通している新聞で知りました。そして、自ら人形劇団を立ち上げ活動している中学生時代からの50年以上もお付き合いのある友人に会えるかもしれないという期待もあったのです。けれども、公演で忙しい彼女とはここ半年くらい連絡を取り合っていません。

彼女の人形劇団は「ボクラ」といい「団」と「ラ」がつきますが、彼女お一人の人形劇団なのです。お一人で人形と衣装・舞台装置など全てをを手がけて活動しており、全く尊敬してしまいます。私が教職についていた頃、その勤務校で演じてもらったことがありました。演目の中で、「はらぺこあおむし」が心に残っていて、今でも書店でそのお話の絵本があると立ち止まってしまう程です。

人形劇 「セロ弾きのゴーシュ」は、本格的な演奏家による演奏で進められました

さて、人形劇 「セロ弾きのゴーシュ」ですが、本格的な演奏家によるチェロ(セロ)・バイオリン・アコーディオン・パーカッションの演奏により進んでいきました。ベートーベン作曲交響曲第6番の演奏にはCDも併用されていると思われましたが、その兼ね合いが絶妙でした。小ホール狭しとばかり大道具が設置され、30数人と思われる人々が人形を操作していました。人形とはいえ夫々個性や表情があり、まるで人間そのもののようでした。

物語の中に「よだかのほし」が織り込まれていてとても感動しました。途中、ゴーシュがセロを練習している時に母ねずみが病気の子ねずみをセロの中に入れる場面がありますが、小学生の時にもこの場面があったことを思い出しました。以下、ストーリーにつきましてはよくご存知かと思いますので、省略させて頂きます。

幼いお子さんから中高年まで満席状態の観客でした

客層は親子連れや私のような中高年。500人ほどいたでしょうか。満席でした。上演中、赤ちゃんや幼児の声が、時折、聞こえましたが、幼い頃から本物に触れるこの体験は、きっといつか幼い皆さんのこれからの人生に生かされていくものと思います。

偶然にも友人に会うことができました

公演が終わりトイレからの帰り道、ホールにいたのです、彼女が友人たちと。連絡を取り合ってもいないのに、何と言う偶然でしょうか。トイレに行かなかったら会えなかったかもしれません。まるで点と点。その後、一時間ぐらいの立ち話と帰り道の駐車場までお付き合いしながら話しました。

人形劇に縁がある友人とのできごとでした。

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