12月19日(日)が『特別展「小説挿絵の魅力」』の最終日でした。「北海道文学館」は他と同様に体温測定、手と指の消毒、氏名と連絡先を記入し入館です。残念ながら展示内容の撮影はできませんでした。
中島公園「北海道文学館」で『特別展「小説挿絵の魅力」-文芸作品に伴走して 2021年10月30日(土)~12月19日(日)
雑誌や新聞連載された小説や文芸作品に添えられている挿絵の魅力を紹介しています。写真撮影はできませんでしたので、ほんの一部を紹介致します。
○佐藤忠良画「石狩平野」(船山馨作・河出書房・1967年)○御正伸画「江戸っ子侍」(柴田錬三郎作・1959年 挿絵原画)○小磯良平画「古都」(川端康成作・1961年 挿絵下絵)○羽生輝画「海霧」(原田康子作・2002年 挿絵原画)○生沢朗画「黒い風土」(松本清張作・1959年 挿絵原画)等。
『常設展「北海道の文学(通年開催)」』
北海道の文学と自筆原稿や初版本等を展示。「文学者達の色紙」小説家、詩人、歌人、俳人、川柳作家達の色紙等多数展示されています。
次回特別展のお知らせです
「よみがえれ!とこしえの加清純子(「阿寒に果つ」ヒロインのモデル)」再び 2022年1月22日(土)~3月21日(月・祝)
「加清純子」は渡辺淳一「阿寒に果つ」ヒロインのモデルと言われています。2019年に当館で開催された特別展「よみがえれ!とこしえの加清純子」は、大きな反響を呼びました。その後、実弟で詩人の暮尾淳(1939~2020年)保管していた作品等16点が収蔵され、本展では70年間封印されていた貴重資料、写真や遺品等が紹介されます。
「加清純子」(1933~52年)は、「天才少女画家」といわれながら小説でも注目を集めていました。前回、「文学館」なのに絵画の方がクローズアップされていて疑問に感じながら観覧しました。実際に絵を目にするとその天才ぶりがわかりました。『特別展「よみがえれ!とこしえの加清純子」再び』にも期待が募ります。