日記

「中島公園」は遠くから眺めるお花見です。札幌に桜の開花宣言が出されました。

投稿日:2020年5月2日 更新日:

4月中旬から不安定な天候が続き、一度止めた暖房のスイッチを再び入れてしまったほどの1週間でした。そんな中、桜の開花は足踏み状態のように思われましたが、4月30日、ついに札幌管区気象台は待ち焦がれていた桜の開花宣言です。

日本人には桜好きが多いようです。特に、私達道産子にとって、半年近くを雪に閉ざされた世界で暮らしていますので、春そしてそれを告げてくれる桜の開花は一気に春到来を思わせるのです。各地で宴会を伴うお花見は禁止されています。三密を避け人通りの少ない早朝に散歩がてら独りお花見に出かけました。「中島公園」へ向かって歩いている途中、「札幌資料館」の桜の美しさに足を止めてしまいました。

「中島公園」菖蒲池周りの桜

途中、2~3日前3分咲きだった大通公園の桜はすっかり満開状態です。期待しながら足早に中島公園へ。春先、一面氷に覆われていた菖蒲池周辺桜は見事に咲いていました。本数は少ないものの、遠くの山並みと池が妙にマッチしていて一幅の絵のようです。

北海道文学館前の桜

北海道文学館前の道沿いは桜並木になっています。これから開花しそうな木もあり、しばらく花を楽しむことができそうです。そこから、ちょっとした茂みの中へ入ると、遠くに豊平館を望むことができ、桜としだれ柳の新緑が淡い春の色を漂わせていました。

豊平館を望む桜

近づいてみると、それがより一層際立って見えました。数年前リニューアルし一段と鮮やかさを増した豊平館の壁面の色彩は、個人的にもう少し抑え気味の方が良かったのではと思うのですが。豊平館のすぐ近くに大ぶりの桜があり、そのたわわに花をつけ大きく広げた枝は圧巻でした。

日本庭園の桜

丁度、日本庭園が開園となり中へ入ることができました。流水と池の落ち着きの中に桜があります。入り口付近の木々の下に山野草カタクリとエゾエンゴサクのちょっとした群生地、今が盛りでした。

さあ、そろそろ帰ろうとして菖蒲池の横を通りかかるとつがいではなさそうなカモが二匹、それもオスなのです。もしかして、友人ならぬ友鳥同士で人間界のこの有様を語り合っているのかもしれません。

「いつまで続くのかね、緊急事態。」「長くなりそうな感じがしますね。」「お花見のシーズンだというのに人出が妙に少なくて。」「感染予防のため、外出自粛だそうですよ。」

 

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