コロナ禍以前には、毎年開催されていた前橋汀子さんのコンサート楽しみにしていました。心待ちしていたコンサートです。梅雨の時期6月、北海道には梅雨がないと言われていますが雨の日が続いていました。ところが今日は幸い晴天に恵まれ足取りも軽く「中島公園」内の「札幌キタラコンサートホール」へ向かいました。緑に覆われ癒しのひと時を与えてくれる「中島公園」をゆったりと巡りながらコンサート開始時刻を待ちました。
珠玉の名曲にひたる午後のひととき。「前橋汀子アフターヌーンコンサート」
6月21日(水)13:30開演 札幌コンサートホール キタラ大ホール
第一部
ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 OP・23
ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 OP・30ー2「アレキサンダー」
第二部
*ここからは馴染みの曲です。心の中で一緒にメロディーを奏でました。
ドビュッシー(ハルトマン編):亜麻色の髪の乙女
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナーデ
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
クライスラー:中国の太鼓
パガニーニ(クライスラー編):ラ・カンパネラ
ドヴォルザーク(クライスラー編):ユーモレスク
ドビッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
サラサーテ:ツィゴネルワイゼン
(ピアノ:ヴァハン・マルディロシアン)
演奏後、4回もアンコールにお応えして下さいました
演奏が終了すると同時に観客の大きな拍手が鳴り響き、4回もアンコールにお応えしてくださいました。ご使用になった楽器は1736年製の「デル・ジェス・グァルネリウス」とか。約300年も前のヴァイオリンとは恐れ入ります。一つの音の前と後の弦に響く聴こえるか聴こえないような微妙な音色があるのです。耳を澄していないとわからない微妙な音です。素人にも何となく貴重な楽器であることがわかったような気がします。前橋汀子さんは小柄な方ですが、ローズピンクがお似合いで笑顔が素敵でした。これからも、毎年来道し演奏会を開いて下さることを願っています。