身内は、以前入居していたグルーホームから現在の「介護付き有料ホーム」へ転居して3年が経過しました。本人自からグルーホームを転居したいと語ることはなかったのですが、当時の行動を垣間見ると住みづらく嫌がっている様子を察し転居となりました。食事や職員さんの対応などで、人間ですから合う人もいれば合わない人もいるものです。
温かな雰囲気の「介護付き有料老人ホーム」に慣れてはきましたが、コロナ禍では?
グルーホームに入居を考えていた当時、本人と10件近く下見をし熟慮した結果決めたのですが、その後内情が変わってきてしまったようです。現在の「介護付き有料ホーム」にも慣れるまでには半年から1年近くかかりました。本人にとってはお気に入りでこれまで何の不満もなく過ごしてきました。
コロナ禍での面会
「介護付き有料ホーム」ではグルーホーム同様に面会予約を頻繁に行い、身辺と本人の様子うかがいに訪れていました。当時、足腰は達者でしたので、結構な距離を散歩し公園でおやつを食べたり近くのレストランで食事をしたりと楽しい一時を過ごせました。ところが、コロナ禍になると一年近く部屋に入る事はもちろん面会もできず、電話での様子確認のみとなってしまいました。
全く面会ができない施設もあるようですが
コロナ禍が多少落ち着きをみせ、やっと面会が可能となりました。予め予約を取りますが、入室はできず面会コーナーで短時間で済ませなければなりません。天候の良い時には専ら外へ連れ出し短時間ではありますが散歩をしました。ホーム内を自由に歩き回ることはできたようですが、足腰の衰えは目に見えてわかりました。散歩は転ばぬように絶えず支えなければなりません。
以前の面会時にカメラに収めた見事な集団貼り絵です
以下、「介護付き有料ホーム」1階のエレベーターホールや休憩スペースに掲げられている見事な集団貼り絵の写真です。感動的な作品でしたので、思い切って写真撮影を尋ねてみたところ了承を得られました。家族が面会可能だった時に写真に収めました。
著名人や有名な画家の作品鑑賞が好きですが、現職当時、子供達へ集団画を含めて図工を指導した経験がありますので、このような作品をみると何故か気になってしまうのです。
【4月作品 梅と鶯】
【6月作品 紫陽花と雨】
【7月作品 朝顔】 *写真がぼけてしまいました。
【8月作品 向日葵と入道雲】
【9月作品 秋桜畑】
【天上飾りの紅葉】ライトに映し出されて
入居者さん達の交流の一環として
専門家の方がご指導なさって作成したのでしょうか。微々細々に渡って素晴らしい集団貼り絵です。入居者さん達の交流の一環として集団画を作成したものと思われます。
コロナ収束どころか、また増加傾向に
コロナ禍は3年目を終え年が明けると4年目です。知人のお母様が入所なさっているホームでは、全く面会はできず3年間もお会していないとか。まだましな方かと思っていましたら、コロナ収束の気配は全く見えないどころか10月下旬から感染者は増加の一途をたどっています。とうとう、又もや面会は不可となってしまいました。
コロナ禍1年目・2年目では友人との葉書や手紙のやり取り、電話やメールが頻繁でした。3年目の現在、気づいてみると疎遠になるつつあります。コロナ禍は、心身共に健康である人を含め物質面や精神面全てに少なからず支障を来しています。子供達や老人といった弱者には一層それが顕著なのではないかと思われます。子供達の10年後、20年後に負の面を背負っていなければ良いと思わざるを得ません。