日記

「森もと」の量り売りパンが大好き、特にお勧めする訳は

投稿日:2019年4月5日 更新日:

三食のうち一食はパンにしています。本当は三食共パンでも構わないほどパン好きです。

子供の頃の大好きなパンとの出会い

私のパンとの出会いは、三・四歳頃父の仕事の関係で登別温泉に住んでいた時のことです。その頃どんなおやつを食べていたのか全く記憶にありませんが、戦後生まれの私たちの年代にはおやつなんてなかったのかもしれません。しかし、ある日、母が生まれたばかりの弟を背負い年子の弟と私の手を引いて、見知らぬ小さな小屋へ連れていってくれました。

今、考えてみると粗末なパン屋さんだったのです。その紙袋に入れられたもの、それがコッペパンだったのです。初めてのパンとの出会いでした。家に帰ってから食べたのですが、これまで味わったことのない不思議な味と舌触りだったことが忘れられません。何の変哲もないただのコッペパンでしたが、強烈な印象を受けたのです。

当時、おやつなんてなかった子にとっては格別な味でした。そのパンはジャムやクリームが入っているわけではなく、まさしくただのコッペパンにすぎなかったのですが、美味しかった。けれど、登別温泉在住時、それはたった一度きりのパンの味でした。

それから、小学校に入学する前年、父は千歳町に転勤となりました。その頃の千歳はまだ市ではなく町でしたから。
ここで人生二回目の劇的なパンとの出会いがある訳です。当時の千歳は進駐軍の特需景気に沸いている街で、変な活気に満ち溢れていました。今考えてみると新規出店が多かったようです。

ある日、父の勤務先の近くにパン屋さんができたというので、珍しく父が、本当に珍しく連れて行ってくれました。何と今ではあちらこちらに多くの支店を有するあの「森もと」の前身でした。でも、正直、子ども心には殆ど小屋のにしか見えませんでしたが。おじさんとおばさんが粉で真っ白にした手で、クリームパンとジャムパンを包んでくれたのを覚えています。

今でも忘れはしないそれはそれは甘くて美味しいパンでしたから。世の中にこんなに美味しいものがあるなんて。初めて味わう甘くてとろけるようなクリームとジャム。戦後、7〜8年しか経っていませんでしたので、甘いおやつには縁遠い年代だったのです。その後、「森もと」は駅前通りに移転し、そこは、今、あちらこちらに支店をもつ「森もと」本店となっています。

『森もとさん』は元々千歳のパン屋さんでした

子どもの頃パン屋さんというと千歳では「森もと」で、今でも『森もとさん』と、さん付けで親しみを込めて呼んでいる市民が多くいると思います。千歳市の学校給食のパンや米飯は『森もとさん』から供給されていましたので、小中学生は『森もとさん』のパンやご飯で大きくなったと言っても過言ではありません。

でも、最近ではいろいろな業者が担当しているように聞いています。ここ数年、千歳市にもたくさんのパン屋さんができました。聞くところによりますと、『森もとさん』で修行した多くの方々が独立して千歳市や恵庭市でお店を開いているとか。

特にお勧めは量り売りパン

札幌市にも「森もと」があり、私は一番好きな1g1、5円の「量り売りパン」を近くの円山クラスでよく買っています。 いろいろなパンを少しずつ味わえるからです。でも、発売当初は1g1円だったはずですが、いつの間にか50%の値上げですね。

『もりもとさん』はパンのみならず、和洋どのお菓子も美味しい

『森もとさん』はパンのみならず、和洋どちらのお菓子も美味しいです。子どもの頃はピロシキのパン、栗モンブランケーキが好きでした。今でもお勧めは「雪鶴」、「森もとどらやき」、「ハスカップジュエリー」、「いちごショートケーキ」そして「森もとゼリー」等々。

さすが、札幌市には個性的で本当に美味しいパン屋さんがたくさんあります。この辺りにもざっと数えても10件近くあり、機会があるごとに食べ比べをして楽しんでいます。

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