昨日は、一日中霧雨模様でした。本州で梅雨シーズンに入ると、北海道には梅雨はないと言われていても雨がちの日が多くなります。天気予報によると、今週は快晴の日は見当たりませんので暫くは期待もできないようです。今日の予報には雨マークがなかったのを幸いに薄陽の中を「円山」登山口へ向かいました。
五月晴れとまでは行きませんが、登り下り共に「北」登山口を利用し急登「円山」山頂を目指して
「北」登山口付近の「ツツジ」は満開です。この時季、辺りには色鮮やかに咲いている花は見られませんので、唯一この「ツツジ」が一際華やいで見えます。「ツツジ」の根元は目立たないのですが、「マイヅルソウ」のミニ群生地です。
〜 満開の「ツツジ」 〜
〜 「マイヅルソウ」のミニ群生地 〜
登り下り共に「北」登山口を利用して
1急登が過ぎると平坦な登山道が続き、ここにのみ僅か数株ですが「クルマバツクバネソウ」が見られます。花のシーズンは終えていますが、写真におさめていました。すると、やけにカーカーとカラスの鳴き声が聞こえ、すぐ近くまで降りて来ました。どうやら子育て中のカラスが通りかかる登山者を威嚇しています。中高年の女性登山者が通りかかりましたので、了承をえてからすぐ後ろを付かず離れず歩かせて頂きました。振り向くと襲われかけている登山者もいます。
〜 「クルマバツクバネソウ」 〜
もうまもなく山頂という樹木の根元に、先日「コウライテンナンショウ」見つけました。それをを確かめてみると、実をつけ始めているのがわかりました。
〜 「コウライテンナンショウ」 〜
前回の「円山」登山から十日あまりしか経っていませんので、大きな変化は見られませんが健在でした。この辺りには目を凝らすと「エンレイソウ」「クルマバソウ」「ナルコラン」を見つけることができます。
〜 「エンレイソウ」 〜
〜 「クルマバソウ」 〜
〜 「クルマバソウ」 と 「ナルココラン」 〜
山頂間近、足下はカエデの実のジュータンに敷き詰められ
ひと頑張りすると、間も無く山頂という辺りには、カエデの実が敷き詰められ足下はカエデの実のジュータンです。
山頂は樹木が深く生い茂り、僅かに遠くの景色が臨められる程度です。
〜 樹木が生い茂った山頂 〜
下山は、カラスを怖がっていた若い女性登山者とご一緒して
喉を潤し下山の用意をしていると、「カラスは大丈夫でしたか?」と、お一人の若い女性登山者から声をかけられました。「カラスって、おっかないですよね。」と、会話をしながら下山はご一緒させて頂きました。
登山口の満開の「ツツジ」を見ながら、次回の「円山」登山時には散っていませんように・・・と、願いながらの下山です。
余談ですが・・・
「嘗て北海道では、怖いではなくおっかないといっていましたよ。疲れるを怖い(こわい)と言って・・・。」
『おっかない』は北海道弁でしょうか。彼女は生粋の道産子と言っていましたが、『怖いで』した。今の若い方は垢抜けしています!
帰宅して、午後になると空はグレーに変わっています。早め行動が正解でした。