日記

「北前船で読み解く北海道の歴史」(道新文化センター)にて

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約4か月前に「道新文化センター」へ行き、受講の申し込みと受講料・資料代・運営管理費を納入しました。その間、楽しみにしていた講座です。今日は受講日ですが、夜半から雨が降る中を「道新文化センター」へ出かけました。会場入り口には、受講者名簿が置かれていましたので印をつけ入室しです。

江戸時代から明治時代にかけて北海道と各地を結んだ「北前船」で読み解く北海道の歴史

○ 日 時:令和7年9月7日(日)10:00〜11:30

○ ところ:道新文化センター札幌

○ 講 師:小樽商科大学客員研究員  高野宏康

受講内容(講座資料を要約して)

1・はじめに

< 講 師 紹 介 >

・「北前船」の里、石川県加賀市橋立町出身。曽祖父は北前船の船乗りでした。

・北前船の調査研究と地域活性化事業に取り組み、専門は、北前船学、地域資源論です。

・小樽商科大学客員研究員、北前船日本遺産推進協議会遺産価値想像プロデューサー、小樽地域遺産連合会顧問、N P O法人歴史文化研究所代表理事などを務めています。

・日本遺産北前船データーベース、北前船日本遺産推進協議会オンラインセミナー、北前船子どもフェリー施設団、加賀橋立北前船ツーリズムなどに取り組んでいます。

< 内 容 >

2、北前船とは何か

(1)北前船の定義

・呼称、船主、活動範囲、時期などを巡って現在も議論が続いています。

・北前船主の出身地と「北陸」に限定する考え方で、大阪・瀬戸内海の船主とは、区別されています。

・北前船の呼称。北前船とは呼ばなかった?弁才船、千石線、バイ船など、様々な地域呼称が存在しています。和船だけではなく、西洋型帆船、合子船、汽船も併用。

・江戸中期から明治時代にかけて、北海道と各地を結んでいました。日本海回りで関西へ行き、日本海を中心とした文化が伝わってきました。

・船主らが買取経営をする「動く総合商社」であり、商人船主が多い。

・北海道に留まらず、北方4島をはじめ千島・樺太など北方世界を含んでいました。

・本州に拠点を持たず、北海道に拠点を移した船主・場所請負人です。

・近代以降、北海道に新たに登場した汽船開運業者は「北前船主」とはしません。

(2)前近代、近代、現代の視点から見た北前船

・従来、近代的事業の展開は、北前船経営(買積経営)終焉後の事業転換とみなされてきましたが、近代以降、北前船主は海と里の豊さを総合的に結びつける役割を果たすようになったことが重要です。

・江戸時代から、明治以降、日本海対岸まで進出して行きました。「日本海時代」までを含め、北前船の影響を考えることで、その歴史的意義が見えてきます。

・北前船の歴史的意義や前近代、近代、ポスト近代、それぞれの視点から検討すると、近代化の進展、国家・中央大資本の影響が強まると共に北前船は衰退していきました。北前船主が生産・流通・販売などバランスの取れた産業構成で地域の豊さをもたらしたことは、持続可能な社会が求められている現在、再評価されています。

3、北前船の「海の道」ネットワークで北海道に移住した人々

・明治初期、北前船に乗船して大聖寺から小樽へ移住した越崎惣平と久太郎兄弟を中心に、加賀から北海道への移住と北前船との関係について紹介。

・移住の経緯、移住後の仕事や生活に北前船がどのように関わっているかを具体的に検証することで、加賀と北海道の人的ネットワークと北前船の関係を検証する。

(1)北前船で北海道へ移住する経緯

(2)小樽・寿都での開業

4、北前船と北海道の関わり(エリア別)

(1)道南・道央  松前、江差、函館、小樽、石狩、増毛

(2)道東・道北  釧路・帯広・豊頃・根室・別海・標津・羅臼・厚岸・網走・紋別・斜里

5、北前船の歴史的意義と研究・活用の課題

(1)地域資源としての北前船:北前船の魅力

(2)日本遺産「北前船寄港地・船主集落」

<魅力と可能性>

・各地の特産品、食文化、民族芸能との関連など。様々なサブストーリーが豊富

・北海道をはじめ、遠く離れた地域との関係性、つながりのストーリー

・歴史的建造物の活用、メニュー開発など、地域振興事業が展開しやすい

・海や船との関連を活かしたアクティビティ、コンテンツ造成

北前船遺産を活かした北海道の活性化へ・・・

受講した感想として

表題に「・・・北海道」とあり、「北前船」を通して北海道の歴史を学ぶことができると期待して受講いたしました。少々早口で言葉の端はしが聞き取りづらく、途中でメモを取るのをやめてしまったほどです。幸い、受講者にたくさんの資料を用意して下さり助かりました。ありがとうございました。

 

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