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日記

『お米と健康セミナー2023「糖質は健康の敵?味方?」』道新ホールにて

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購読している新聞、「北海道新聞社」が主催する講演会が目に留まりました。定員は300名で、申し込み多数の場合は抽選になります。くじ運にはめっぽう弱いので期待せずにいたところ、何と当選し入場整理ハガキが郵送されました。常日頃から、少しでも脳の活性化を図るため講演会などの学びの場を多く得ようと考えています。ところが、三年以上に及ぶコロナ禍で様々な講演会は開催されませんでしたが、やっとここに来て少しずつ再開されるようになりました。人が多く集まる箇所でのコロナ感染の心配は少なからずあります。コンサートや講演は話をしたり飲食もありませんので、恐れてばかりもいられません。心機一転しなくては・・・。

コロナ禍が落ち着きを見せ、様々な「学びの場」が再開されてきましたので・・・

〜お米と健康長寿の医学的関連〜 糖質は健康の敵?味方?

*道新のチラシより

近年ブームが続く、「糖質制限ダイエット」。お米など、糖質を含む食べ物の量を極端に制限していませんか?日本人の主食として欠かすことのできない「お米は」、長く日本人の食文化を支えてきました。同時に、その日本人ならではの食生活が”健康長寿”に深く関わっていることが明らかになっています。・・・、以下省略。

2023年3月23日(木)開場14:00  開会14:30  閉会16:30 会場 道新ホール 定員300名

主催 北海道米販売拡大委員会 、後援 北海道米食率向上戦略会議

〜 プログラム 14:30 開会・主催者挨拶 〜

第1部 14:35〜15:00

中高年〜高齢世代のお米との上手な付き合い方 料理研究家・管理栄養士 坂下 美樹氏

食生活の多様化により選択肢が増え、近年米の需要が減っている。若者・中高年の米離れがある。健康志向・ダイエット志向・糖質を控える傾向にあることが要因。若い人はお米を食べる人が多いが、中高年世代は控えていて、三食の中で一度も食べない人がいる。中高年は代謝機能が落ちてくるので、糖質制限している。高齢世代は食の若者化、偏り、不規則化、コロナで巣篭もりがちなのが一因とされる。

中高年は低栄養でエネルギーとタンパク質不足。サルコペニア 加齢による筋肉量の低下、ロコモティーシンドローム 骨・関節・筋肉や神経が機能低下した状態、フレイル 要介護・寝たきりなどの増加が高まる。

ご飯茶碗一杯 150g中、糖質55、7g  食物繊維0、5g  タンパク質3、8g (牛乳コップ2分の1杯分) 他にマグネシウム、鉄、脂質、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、亜鉛が含まれている。

三大栄養素、炭水化物、脂肪、タンパク質の中で炭水化物は食物繊維と糖質(エネルギー源)に分けられる。糖質の適正量、1日の適正なエネルギーの50〜65%はご飯・パン・麺類。ご飯を中心とした食事バランスは一汁三菜、主食 3、主菜 1、副菜 2。コンビニ食でも可。

今からできるご飯の食べ方は

・糖質代謝を高めるB1を多く含む食物を摂る。(豚肉、豆腐、玄米、小豆などの豆類)

・食物繊維を一緒に摂る。(玄米・白米と雑穀)

今日からできるご飯の食べ方

・一日2回はご飯とおかずの定食スタイル

・一回の食事で20分かけてゆっくり咀嚼する。

・発酵食品を意識的に摂る。(納豆・豆腐・チーズ・お酢)

・ご飯と合わせて具沢山の汁物をとる。

〜まごわやさしいよ〜

〜ま(豆類 タンパク質)、ご(ゴマ 食物繊維)、こ(ご飯)、わ(わかめ 海藻類)、や(野菜)、さ(魚)、し(椎茸 きのこ類)、い(イモ類)、よ(ヨーグルト)〜

第2部 15:00〜16:00

糖質は健康の敵?味方?〜お米と健康長寿の医学的関連〜

慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授 伊藤裕氏「NHKスペシャル」などテレビ番組多数出演

健康常識の落とし穴、肥満は悪?肥満=悪ではなく、良い肥満もある。血糖値が上がる肥満の人が糖尿病ではない。メタボの人は癌になりやすい。女性の太っている人には大腸癌や膵臓癌が多い。年齢がいったら太っている方が良い。B M Iは22くらいが標準で、25以上になると肥満。痩せている人は栄養不足で死亡率が高い。適正摂取カロリー=標準体重✖️25キロカロリー。

今、普通の人では2000〜2500キロカロリー摂るのが良い。男性の肥満が増え、女性特に若い女性の肥満は減り痩せ型願望が多いという日本だけの傾向。それで、赤ちゃんの体重が減っている。一昔前は、3000kg台だったが、2000kg台の赤ちゃんが多い。痩せ型お母さんの子供は、将来メタボになる。人生最初の1000日間、3歳くらいまでにその子の一生の健康が決まる。アメリカでは肥満が多いが、良い肥満。内臓が元気で病気になり辛い。内臓脂肪が良くない。腹部 男性85㎝以上、女性90㎝以上は要注意。

何故太るのか

①カロリーの摂りすぎ 摂取量>消費量

②糖質の摂りすぎ 余分な糖質は」脂肪として蓄積される

③過剰なストレス

腹八分の効用は、癌、心臓血管症、糖尿病、認知症を抑制する。

日本人とお米

お米は、タンパク質・食物繊維・ミネラルといったいろいろな成分を含んでいる。他の哺乳類とは異なり、人間は二足歩行することで、脳が大きくなった。火を発見し、人間だけが火を使い調理をした。澱粉を調理した。猿は人間より賢くなれない。日本人は澱粉を分解し、アミラーゼに。更に分解して糖分に換える。よく噛んで甘みを感じることができ、満足感を得られる。

甘味、苦味、塩味、日本人が見つけた「旨味」。腸も美味しいと味を感じる。「美」は「羊」+「大」。いろいろなものを食べる。食べる順番は野菜から。食物繊維の多い根っこ野菜、豆・海藻類を多く食することで、腸内フローラ(細菌)、お花畑が豊かに。

第3部 16:00〜16:25 トークセッション

内容的には上記の再確認でした。まとめとして、「糖質は健康の味方です!」という結論です。

定員300人を上回った場合は抽選とし、当選者には聴講券ハガキが郵送された本講演会。会場は殆ど私語もなく講演に興味を持った健康志向の中高年世代です。これからも、当たるはずはないと諦めるのではなく何事にも挑戦して行きます。

 

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