「藻岩山」ロープウェイの年間パスポートがそろそろ期限切れになりそうなので、初冬の山頂からの眺めを期待し出かけてみました。日曜日なので、もし多人数だったらロープウェイは諦めようと考えていたところです。
セントポーリアとクリスマスツリー
入り口付近ではクリスマスの飾り付けで華やいだ雰囲気に包まれ、ポインセチアの赤が一際引き立っています。楽しい話題の少ない昨今ですが、色彩豊かな飾り付けにぱっと明るさを感じました。勿論、マスクの着用、手と指のアルコール消毒を済ませ入館。
幸い、ゆとりのあるロープウェイで
幸いそれほど込んではいなかったので2階のロープウェイ乗り場で待っていると、年間パスポートの日付が何と期限切れなのです。慌てて再購入していると発車のアナウンスが流れました。走って駆け込み、間に合わせて頂いたのです。3名の乗客しかいませんでしたので、特等席から外の景色を眺めることができました。
ロープウェイのロープの間から丁度テレビ塔が見えて小さくなっていくという新しい発見ができました。三角形の中に小さくなっていくテレビ塔。ロープウェイからミニケーブルカーへの乗り継ぎはせずに「自然散策路」を歩く予定でいましたが、積雪で立ち入り禁止です。街中の雪は殆ど溶けてしまっていても標高531メートルの「藻岩山」山頂付近は既に積雪状態なのです。
展望台から遙か遠くに雪を抱いた「手稲山」や定山渓、雨竜や日高の山々を望むことができ、初冬の山頂からの眺めも最高でした。
白い仏舎利塔(札幌平和の塔)へ
下りロープウェイの左手に白い仏舎利塔(札幌平和の塔)へ辿る道が見えます。大した距離ではなさそうに思え、登ってみることにしました。「札幌平和の塔登山口」と看板があり石の階段が続いていますが、目的地は直ぐそこなのに大げさなと勘ぐってしまいました。
短時間ながら、急登があり
ところが、階段を上り終わると下からは全く見えなかった岩と石の悪路が続いているのです。傾斜が穏やかなのがせめてもでした。誰もいないと思っていましたが、数人下山してきます。暫く歩くと「近道」コースと「穏やか」コースの二叉路があり、前者を選んでしまいました。しかし、「近道」コースは殆ど直登で止めておけば良かったと、後悔先に立たずで最後の登りが何ときつかったことか。
そして、最後の最後に石の階段が延々と続き、やっとの思いで白い仏舎利塔(平和の塔)へ到着。短時間とはいえ予想もしていなかったミニミニ登山となってしまい、この辺りはまだ積雪状態ではなく「藻岩山」の一角に新しい発見ができました。
まだ積雪がなくスニーカーでも登れます
12月中旬までは「藻岩山」ロープウェイの乗車後、このミニミニ登山道の利用はできそうです。勿論、登山靴ではなくスニーカーで大丈夫。20~30分で白い仏舎利塔(札幌平和の塔)へたどり着くことができお勧めコースです。
帰り道、今まで漠然とお寺か神社かと何気なく捉えていた建物には「札幌平和の塔管理事務所」と看板が掲げられていました。