日記

「市電乗降場」で外国人から道を尋ねられて

投稿日:2019年8月20日 更新日:

見かけは全く日本人に見えた親子4人連れであった。「市電乗降場15丁目」で「ロープウェイ入り口」へ行きたいらしい。ちょうど乗降所は市電外回りだったので、内回りの方が時間的にも30分くらい違うことを伝えた。話をしているとどうやら訛りというか割裂というかやはり日本の方ではないように感じた。家族で話している様子から韓国語であることがわかる。

また私のおせっかい精神が働いてしまい、今日は土曜日なので「どさんこパス」を利用することを進めてしまった。親子連れなのでお得であり車内でも購入できて、360円で一日乗車券となるが、但し、土日祝日限定ではある。うまく伝わったのかどうか、その時分で定かはでなかった。

しばらくすると、ラッキーにも新型車両が到着した。他の旧型車両は自然冷房なので、夏場は冷房の効いた新型車両が来ると嬉しい気分になる。この夏のように北海道であるにもかかわらず、30度超えが10日近くになり暑さが続くとなおさらである。旧型車両は違った意味でそれはそれで趣があるが。

赤信号で電車が停止した時、先ほどの外国人観光客の方は運転士さんに「どさんこパス」の事を尋ねていて、その後、どうらやら購入していた。私の話は伝わっていたようでホッとした。

私は、街を歩いていて道や建物を尋ねられることがなぜか多いような気がする。
先日、地下鉄東西線「宮の沢」で降り2番出口から出て、イオン発寒店に向かっていた。地元の方にとっては当たり前の道でも、斜めに入り組んでいる通りは苦手である。

ところが、向こうから歩いて来る大きな買い物袋を持った親子連れでお父さんらしき方が、
「この辺に地下鉄の乗り場はありますか。」
心の中で、「また、道をきかれてしまった。私も、今、イオン発寒店を探し中。」
幸い、ほんの数分前に地下鉄出口から来たばかりだったので難なくお応えできてホッとした。

数日前には、同じく地下鉄東西線「18丁目」出口付近でのこと。
「ねえねえ、タクシーに乗ろうよ。」という中年女性お二人。医科大学病院に行きたいらしい会話をしていた。
結局、歩くことになったようで振り向き際に私と目が合ってしまった。
「医科大学病院はどこですか。」
「もう見えているあの建物です。」
歩いても5分以内だったでしょう。もし、タクシーを止めていたら運転手さんはどうしたのだろうと考えてしまった。近いので、断るのか怒り出すか、それとも、遠回りをするのか。

そう考えている私は暇なのかもしれない。でも、人間はパニックになると今しか考えられないのかもしれない。今の自分の現状をどうにかしたい。取り合えずどうするか、身近なところに助けを求める。それは誰でもよいのだ。今の自分が救われるのだったら。私はたまたまそこにいた人に過ぎない。

初めての地へ挑む場合には予め地図に目を通し心に留めてから行動しようと、肝に銘じている。

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