1月も中旬になりました。今週の天気予報では荒れ模様の天候が続くと言われていましたが、青空が主役の穏やかな日々です。その冬晴れに誘われて「円山」登山口へ向かいました。途中の歩道は、路面が出ていたり圧雪だったりと状況が異なります。その都度、登山靴にスノーアイゼンを付けたり外したりと何度も繰り返さなければなりませんが、登山口付近まで登山靴で行くことにし、途中、圧雪の歩道があったら滑らないように注意しながら歩きました。
冬晴れの中、木立の向こうに遥か石狩市や石狩湾まで見渡せた「円山」山頂
登り下り共に「北」登山口を利用して
登山口付近のせせらぎは深い雪で覆われていますが、サラサラというせせらぎの音は聞こえてきます。
平坦な登山道に差し掛かりました。前回の「円山」登山で見つけた、今年の干支巳年にちなんだ蛇のような枝は、曲がり具合がより一層とぐろを巻く蛇に似てきたように思われます。
程なく、山頂が見えてきました。
山頂には、今回も既に前回同様10〜20数名の登山者がいます。「円山」は年齢を問わず手軽に登れる山として人気の山の一つなのでしょう。暫く待とうかとも思いましたが、山頂からほんの少し寄ったところにお気に入りの箇所があるので、そこで数枚の写真を撮り下山することにしました。
遥か、石狩湾と石狩市を臨むことができました。冬に、これほど綺麗に見えるのも珍しいです。
下山し始めると
下山し始めると冬装備ではなく、ハイキング装備?のような二人の若い男性登山者がスノーアイゼンのことを言っているのか、「冬山は、靴にあのようなものを付けると良いね。」と、話しています。どうやら初めての冬山登山のようです。声をかけてみようかとも思いましたが、余計なお節介にもなりかねませんのでそのまま下山してしまいました。
登山道の枯れた「ヤマアジサイ」は?
更に下った登山道で、前回には枯れた「ヤマアジサイ」の花が至る所で見られたのに今回はこの数輪だけになっていました。あの「ヤマアジサイ」は、風に吹かれてしまったのか雪に埋もれたのか・・・。
見渡しの良い小高い丘のような登山道で、木立の間から見える街並みを眺めてみました。
登るたびに違った「円山」を魅せて
冬、雪に覆われた「円山」の景色は全く変化がないようですが写真に撮るとその度毎に違った「円山」を魅せてくれます。春は雪溶けと同時に花々が咲き始め新緑に覆われ、深い緑に囲まれる夏、そして紅葉の秋と四季の変化に富んでいますが、その都度思わぬ発見ができる冬の「円山」も魅力一杯です。