10月に入りました。時折、涼やかな風が吹き抜けるようになり凌ぎやすい秋本番です。街路樹は未だ秋色には変化せずに夏色のままです。秋を探しに「円山」に登ってみました。
夏の暑さは遠のきましたが、本格的な秋の訪れを探しに「円山」登山
いつのもペースで登り、一呼吸できる平坦な登山道になりました。この登山道にはまばらですが、「アキノキリンソウ」が観られます。
〜 「アキノキリンソウ」 〜
暫く、登っていくと盗掘にあったらしき太い「コウライテンナンショウ」(マムシグサ)の両脇に二株あった細い株も見当たりません。少し離れたところにわずか一株を残すだけとなってしまいました。
〜 「コウライテンナンショウ」(マムシグサ) 〜
オオウバユリの種がはじけて、地面に落ちてしまったようです。
〜 「オオウバユリ」 〜
この辺りに生えていた一株の茎の長い「コウライテンナンショウ」(マムシグサ)の実事、鋭利な刃物で切り落とされたのがわかりました。
〜 「コウライテンナンショウ」 〜
「山頂」です
山頂の樹木は下の方の葉が黄色に変化してきました。
樹木の根元に咲く「アキノキリンソウ」の一株はありませんが、他の樹木の株は小さめながら健在です。
色付いた木の実を見つけると、秋の訪れを感じてしまいます。
〜 赤い実 (はじけた一つひとつの実に可愛らしい傘がついています)〜(調べてみましたが、樹木名は不明です)
〜 「トリカブト」 〜
間も無く「登山口」という辺りで、「山頂」までの時間を尋ねられ
下山途中、威勢の良い高齢男性登山者に「ここから頂上までは、何分くらいかかりますか?」と、突然尋ねられました。「登山口から山頂まで30分で行けますから、後20分くらいでしょうか。」と、答えました。○○組と書かれた工事用のヘルメットを着用していましたので登山道を整備する威勢の良い作業員の方かと思いましたが、嫌にぜいぜいしています。そばにいた家族と思われる若い男性が「すぐだから大丈夫だよ。」と、励ましていました。どうやら、登山の経験はあまりないようです。余計なことは、言いませんでしたが、山頂直下は結構急勾配続きます。何とか、登頂できますように。
そして、太い幹に「エゾリス」が
更に下山していくと、太いドングリの樹木からゴソゴソと音がします。もしかしたら「エゾリス」がいるのかもしれないと、立ち止まりました。いました、いました!一匹のエゾリスです。冬の準備をしているのでしょうか。忙しなく動き回っています。シャッターチャンスと思い、すかさずスマホカメラを向けました。小さめながら何とか撮れましたが、アップしている間に樹木の上へと昇っていってしまいました。撮るには撮れましたが、またもやまともな写真ではありませんでした。「エゾリス」は冬の準備が始まっていました。
下山後、靴洗い場にて
個人的には快適な登山道でしたので、登山靴の汚れは目立ちませんが靴底の泥は僅かであっても靴洗い場で必ず洗い落とします。先に高齢男性登山者の方が使用していました。丁度、洗い終わったところで蛇口を閉めながら話しかけてきました。「円山」や「三角山」登山をなさっている方のようです。最近、クマ騒動のニュースがあった「三角山」へは臆せずに登っていると、にこやかに話されていました。