6月と言うと本州では梅雨シーズンになります。梅雨はない北海道と言われていますが、毎日ではないもののそれでも雨がちの日が多くなります。この時季は、エゾ梅雨と言われています。昨年は、エゾ梅雨後、北海道は爽やかイな夏のイメージからほど遠く本州並みの暑さが続きました。今年も6月になると、昨年同様な夏になるかもしれないという嫌な予感がします。二・三日雨がちで、今日の最高気温は26度にもなっているからです。早朝、雲の間から太陽が顔を出し始めましたので、暑さを避けようと早めに用意をし「円山」登山口へ向かいました。
登山口へ向かうまでも既に厳しい暑さですが、「オオハナウド」に涼しさを感じて
登り、降り共に「北」登山口を利用して
「シジュウガラ」か「ヤマガラ」でしょうか?野鳥の囀りが響き渡る中を山頂を目指しました。野鳥が目の前に一羽舞い降りてきましたが、「シジュウガラ」か「ヤマガラ」のどちらなのかはわからず仕舞いです。登山道の両側は花を終え草丈が伸びた「ニリンソウ」。その中に、真っ黒な実をつけた「エンレイソウ」を見つけました。「エンレイソウ」の実は緑色という思い込みがありましたが、その実が熟すと黒色になることを今更のように知りました。まるで、黒大豆の様です。すぐそばに艶の良い葉の「ヒトリシズカ」です。草丈がグンと伸びていました。
〜 「 エンレイソウ 」 〜
〜 「 ヒトリシズカ 」 〜
更に上を目指し歩みを進めました。暫く平坦な登山道を行くと「クルマバツクバネソウ」に遭えるはずです。見落とさないように注意深く眺めながら歩いていると見つけました。葉の形が「ニリンソウ」によく似ていますが、大きさがかなり違います。写真では、真ん中あたりの上の方に小さく写っているのが「ニリンソウ」です。
〜 「 クルマバツクバネソウ 」 〜
もう少し登ると樹木の根元に数株の「コウライテンナンショウ」(マムシグサ)に出遭えるはずです。「円山」北登山口から登るとこの樹木の根元で見られます。
少し黄色みがかってきました。
〜 「 コウライテンナンショウ 」(マムシグサ) 〜
涼しげに咲く「オオハナウド」が
山頂は、もう間も無くという辺りには小さい花をたくさんつけて大きな一つの花に見える「オオハナウド」です。両手を広げた様な大きさになっていました。既に散りかけている花もありますが、涼しげに咲いている「オオハナウド」に暑さの中でしたのでホッとさせられました。
まるで、レースの模様に見えます。
〜 「 オオハナウド 」 〜
山頂付近で
つい十日ほど前にはこの辺りで見られた「クルマバソウ」ですが、残念ながら目を凝らしても全く見られませんでした。山頂付近の「クルマバソウ」はすっかりその時季を終えていました。
緑の樹木の向こうに青空が見える「山頂」
青葉が眩しい山頂です。その向こうの青空を眺めながら一休みしました。
下山後、「登山」口を過ぎると
先日は「登山」口へ向かう途中、「ツツジ」が満開の花をつけていましたが花の時季を終えていました。