北海道の日本海側は大陸からの偏西風の影響で、冬は降雪の日が多く滅多に晴天には恵まれません。明日からはまた低気圧の影響で雪が降り続きます。今日はそこ貴重な1日です。勿論、冬山へ出かけました。登山口まで登山靴を持参し履き替える必要はありません。歩道は殆ど圧雪なので幸いな事にそのままアイゼンをつけた登山靴で歩けます。
冬晴れの中、野生動物の足跡を楽しみながら「円山」頂上を目指して
「動物園側」登山口から登って
最近の「円山」登山では「八十八ケ所観音像」登山口から頂上を目指していました。前回「動物園側」登山口へ下山してみたところ、登山道で階段上のところが全て歩きやすい緩やかなスロープになっていました。アイゼン付き登山靴で、雪面を心地よく歩けたので、次回はこちらから登ってみようと考えていたのです。
雪原のあちらこちらに野生動物の足跡が
「木道杉林」とせせらぎを横に細い踏みつけ道、登山道を進みました。前回は見られなかった野生動物の足跡が無数に点在しています。つい立ち止まり、シャッターを押してしまいました。
〜 足跡がYの字に交差して 〜
〜 ハの字の足跡 〜
〜 深雪の中を 〜
〜 どこまで続いていくのでしょう 〜
山頂が見えてきました
山頂は大勢の登山者で賑わい可愛らしい子供達の声も聞こえてきます。保育園か幼稚園の子供達でしょうか。楽しそうなその雰囲気を壊しても拙いと思い遠巻きにしていました。他の中高年者登山グループの方達は丁度下山し始め、こちらへ向かって来ます。後ろ姿を見送りました。
山頂近くの大木
夏場は気にも留めていなかった大木です。幹の木肌が南側と北側ので全く異なり驚きました。夏と冬の温度差で木肌にこれほど違いが出るとは!手触りでその違いをまざまざと実感しました。幾何学模様の南側と縦平行に一直線の北側です。
〜 立ち止まって観察した樹木の木肌 〜
〜 向こうの斜面へ続いている足跡 〜
「八十八ケ所観音像」登山口へ近づくと
「八十八ケ所観音像」登山口が見えて来ました。冬の佇まいが何とも情緒たっぷりです。雪と「せせらぎ」と「木道杉林」のコントラストが美しく目に留まりました。
帰路につきながら、心に蘇り
実は、今回の登山で下山中に一度転倒してしまいました。用心しながら降りて来たにもかかわらず、登山靴左足のアイゼンの僅かなプラスチック部分が雪面に接触し滑ってしまったようです。尻餅をついた予期せぬ事態に我ながら思わず苦笑い。もしかしたら足を捻挫したかもしれないと思いゆっくり起き上がってみました。どうやら痛さはなく歩けそうです。良かった〜!
ゆっくり起き上がってみると、思わず左手もついていたようで捻挫や痛さはなく安堵しました。そんな思いも寄らぬ出来事があった「円山」登山でした。冬場は歩道が雪面やアイスバーン状態ですので、転倒して手足を骨折した出来事を耳にしますので、明日は我が身とヒヤヒヤものでした。
「円山」頂上までの雪面に野生動物たちのたくさんの足跡を見つけたことなど、楽しかった事柄を回想し想いを巡らしながら家路を急ぎました。一度くらい「ノウサギ」などの野生動物に遭ってみたかったです。