昨日は、九州や四国、西日本に至るまで低温と積雪で日本列島が全て北海道になってしまった一日?でした。北海道に住む身としては冬はこんなものと、思いつつも朝から寒さと吹雪で外に出られる様な状態ではありません。今日もその寒さと雪が続くという予報でしたのでうんざりしていたところ、朝から眩しく広がる青空に驚きです。日中の最高気温は昨日より高めとは言えー5℃ですが、「円山」初登山を思い付き身支度を終えました。
2〜3日前から登山靴にはアイゼンを装着して、いつでも冬山登山ができる様に準備万端でした。「円山」登山口までは、幸い歩道が堅雪に覆われていましたので快適に歩けます。冬山初登山の目標として、頂上を目指さなくても途中までで十分と決めました。考えてみると、何故か昨年の11月下旬以降登山からは遠ざかっていましたので二か月ぶりです。
昨冬は山頂で雪だるまに会えましたが、今冬も期待して登りました
「八十八ケ所観音像」登山口から
気温が低いのが幸いして雪の硬さがアイゼンとかみ合い思っていたより順調でした。踏み付け道のような、人がひとりやっと通れる様な登山道です。真っ白い雪に笹の緑だけが際立つモノトーンの世界。そして、眩しい青空が広がっています。
目標と決めた地点で
登り始めて、10分くらいで街並みを見下ろせる目標と決めた地点到達です。全く疲れもなく、まだ進めそうです。次の目標にアップしました。それでも久しぶりの登山なので、「円山はこんなに勾配がきつかったかな?」と、自問自答しながら目標アップです。
エゾリスに逢えて
目標アップ大正解!エゾリスです。巨木の幹を目まぐるしく動き回っています。写真に収めようとシャッターチャンスを狙いましたが、なかなか思うように撮れません。どんぐりのような木の実を口に咥えていたエゾリスを逃してしまい、暫く立ち止まっていましたが諦めました。
青空の下、雪だるまがお出迎えしてくれた頂上を独り占め
「円山」は、いつ訪れても登山者が多く頂上を独り占めなどは考えられませんが、今日は何と先着登山者はいないのです。ラッキー気分も束の間、次の登山者が・・・。5分足らずの『ラッキー、「円山」頂上お一人様』でした。それにしても寒風が吹き荒れ寒さは一段と厳しい頂上です。夏場は樹木が生い茂り風を遮ってくれるため、「円山」頂上は、殆ど風を感じさせない緩衝地帯です。冬枯れの頂上ではそういう訳にはいきません。
〜二組のペア雪だるまが〜
〜元気いっぱいの雪だるま君です〜
下山は「動物園側」登山口へ
下山は登山道を替えては比較的緩やかな「動物園側」登山口を目指しました。北側に面していて時折寒風が吹き荒みますが、下山なので周りを見渡せる余裕があります。樹木の北側に雪が吹き付け、風のいたずらオブジェが見られます。
風のいたずらオブジェの数々
〜日本列島地図?北海道が〜
〜「お母さん、待って〜。」と、お母さんを追いかける小動物たち〜
〜ハートマークを見つけてしまい〜
〜登山道脇の蔓性の樹木の実〜
昨日に引き続き、気温の低い一日でした。それをを目のあたりにして
写真を撮りながら下山していると、手が悴んできました。なかなかシャッターを押せなくて・・・。青空を見ていると、気温の低さを忘れてしまいますが、水を飲もうとしたらペットボトルの周りがシャーベット状になっています。驚くほどの低温状態でした。今回の低温は横綱級、週末には大関級の寒波が押し寄せるとか。この冬はいつになく厳冬です。