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日記

「体感を制する者は姿勢を制する」~100歳ライフを支える姿勢~北海道文教大学学外公開講座より

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早朝の強風とその後は雨模様、今日の公開講座は止めようかと諦め掛けていたところ青空が顔を出し始めました。強風は収まり、「北海道大学植物園」横のイチョウ並木道を「紀伊國屋書店札幌本店」まで軽い足どりで向かいました。強風で落葉したのか、歩道の片側を敷き詰めてられているイチョウの葉。

「体感を制する者は姿勢を制する」~100歳ライフを支える姿勢~北海道文教大学学外公開講座

日時 11月26日(土)14:00~15:30、会場 紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン

会場入り口では手指消毒と体温測定をして、マスク着用で臨みました。定員40名のところ、本テーマに興味を持って受講される方が多いのかほぼ満席状態です。

講演 金子 翔拓(かねこ しょうた)教授

はじめに

姿勢には良い姿勢と悪い姿勢とがあり、悪い姿勢は様々な病気(頸椎や腰椎の疾患など)を生み出します。病気にならないためには、良い姿勢で生活することが必要ですが、体幹を制することで姿勢を制し、病気予防になります。予防リハビリテーションは体幹から!体幹のこと、そして体幹の鍛え方について学びましょう。

なぜ、体幹か?

テニスプレーヤーの「テニス肘」は1960~1970年代に知られるようなった。正式名称は「上腕骨外側上顆炎」という疾患名で、1990年後半からストレッチが普及し減ってきた。今は生活習慣が変化し一日当たりのパソコン使用時間が4時間以上の人たちでパソコンユーザーの85%が「テニス肘」。というより「パソコン肘」とでもいうのか。特徴として、100%の人は前屈みになっている悪い姿勢が原因。就業3時間に一度は休憩を入れ、全身のストレッチが望まれる。

良い姿勢をつくり出すには?

○拡動筋→ ○拡動筋の多くは、体幹筋→ ○体幹筋が強いと良い姿勢を保持できる。

なぜ体幹なのか?

①首の下から股関節まで、横隔膜・骨盤低筋・腹横筋・多裂筋・腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋。

腹横筋はお腹の深層にある。骨盤を止める。肋骨を上に持ち上げる。姿勢をよくする。

②体幹の悪い人

1)猫背 2)背筋・腹筋がついていない 3)運動嫌い 運動不足や苦手意識がある人が多く、何もしないと筋肉は減少し基礎代謝も落ちる 4)疲れやすい 血流が全身に行き渡らない。認知症リスク大(体幹が良いと、予防ができる)5)背中やお腹に余計な肉がつく 6)片足立ちができなくなる (体幹を鍛えるだけで変わります)7)肩こりや腰痛が出やすく、首回りや腰に負担がかかる。高齢者の場合は呼吸が難しく悪くなる。転倒しやすくなる。五十肩や変形性膝関節症(O脚)、心筋梗塞になりやすくなる。血圧が高くなる。脳に負担がかかる。

③良い姿勢は病気を防ぐ

腰椎椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症 姿勢性腰痛→良い姿勢を作り出す

④実践ピラティス

実際には、動画を視聴し腰掛けたままで講師の指導のもとにストレッチを行いました。下記の写真は、休憩時間に映像によって短時間で効果が出ることを確認しているところです。

まとめ

①人生100歳ライフに向かって健康寿命を延ばす

②体幹を制すれば健康を制す

今は病気になってからリハビするが、障害と健康の境目で掛け合わせることで健康に過ごせる。体幹に焦点を合わせたが、身体の幹である体幹を強くすることが大切。

帰り道

「人生100歳ライフ」といわれています。できるだけ、介護されずに老後をおくる「健康寿命」を延ばしていきたいものです。自分は健康だと思っていても、年齢と共に老化は着実に進みます。お金や時間を掛けずとも、自分自身で教えて頂いたストレッチ?を続けて行けば良いことなのです。

講座内容を反芻しながら、来た道を反対方向へ歩き家路につきました。ウオーキングや軽登山・ジョギングで体力維持に務めているつもりでいましたが、体幹が劣ってきたことを実感しています。目をつぶった片足立が物語っていますので、早速、取り入れていきます。

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