8月に『「歴史(とき)を旅して」おおば比呂司生誕100年記念展』として、札幌出身の漫画家・画家おおば比呂司さん(1921~88年)作品展が開催されました。今回はそれに続き、おおば比呂司さんが大好きだった飛行機にまつわる作品を中心に「宇宙(そら)を旅して」が、「札幌三越本館」と「札幌市資料館」で開かれています。その中の「札幌市資料館」での作品展を紹介致します。
市制100周年記念事業「おおば比呂司生誕100年祭展」宇宙(そら)を旅して
18日までの午前9時~午後7時(最終日は午後4時まで)、月曜休み、「札幌市資料館」にて 入場無料
全日空の機内誌に掲載された作品を中心に、絵本「とんぼとひこうき」の原画など約180点を全館で展示しています。「札幌市資料館」2階には「おおば比呂司」さん作品が常設展示されていますが、今回は2階全てが「おおば比呂司」さんの作品です。ほのぼのとした温かな作品はお人柄そのものです。
*作品の写真撮影は不可でした。
宇宙(そら)の記憶
画面の半分くらいが元になる色で描かれています。海と砂浜は、青とグレーで牧草地は緑のように。
ギャラリー1 比呂司と時間旅行
アクリル絵の具で描かれた水彩画が主です。鹿児島、名古屋、岡山、金沢、小松、松山、福岡、函館、熊本等の各地の名物や空港での食事・機内食がBー747、YSー11と一緒に描かれています。
ギャラリー2 ヒコーキ・ひこうき・飛行機
香港、シンガポール、マニラ等、各空港の管制塔や航空機整備の様子。羽田から北海道新千歳空港へ向かうと、太平洋から苫小牧の上空へ差し掛かる際に左手が羊蹄山麓、右手に日高山脈、その間の石狩平野へ降下しながら新千歳空港へ着陸していきます。羽田と新千歳間をよく利用しましたので、あの光景が浮かんできました。比較的大きなキャンバスに描かれスケールの大きな水彩画です。
ギャラリー3 偉人達と機内食を
ライト兄弟、ツェッペリン等の偉人達のデッサン画とドイツのハンブルグ81便、ユナイテッド航空404便での機内食。サンディエゴ空港での昼食、千歳(和空)にて昼食、全日空(CHー902)の朝食等。
ギャラリー4 和蘭(おらんだ)までひとっ飛び
オランダの街並みや古城、教会等。
ギャラリー5 宇宙(そら)から見下ろす景色は・・・
「とんぼ」(おおばさんが「とんぼ」にふんしていると思われます。)と「ひこうき」が描かれていました。新千歳空港の様子が事細かに描かれ、一際懐かしさがこみ上げてきました。
ギャラリー6 お宇宙(そら)に祈ろう~みっつのねがい~
スエーデンの絵本の原画です。
グッズ販売をしています
入館記念にオリジナルアートグッズを頂きました。大切にします。