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日記

「三角山」登山、秋に咲く花を求めて「小別沢」方面へ足を延ばしてみました

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珍しく頭痛気味で体調は思わしくないものの「三角山」登山を予定していましたので、手早く準備を終え登山口へ向かいました。これまではこのくらいの頭痛なら歩いている間に復活しましたが、今日は少なからずもの頑固な頭痛です。

「三角山」登山で秋に咲く花々を求め、体調不良を吹き飛ばそう

体調不良のため途中で引き返すことを考慮して、「山の手」登山口から「哲学の道」を経て「大倉山」山頂へ、気力が残っていたら「小別沢」へ挑戦してみようと考えました。平日、「小別沢」へ向かっていたところ、他の登山者は全くなく余りの心細さに途中で止めてしまった苦い経験があります。土・日・祝日には登山者が多いと聞き再挑戦です。それに、登山道に咲く秋の花々にも興味がありました。

「こぶし平」から「哲学の道」を経て「大倉山」分岐へ

さすが日曜日、行き交う登山者は多く心強いです。けれども、一向に頭痛は回復せず体調不良のままです。「哲学の道」へ向かっていると「コウライテンナンショウ」を見つけました。

【コウライテンナンショウ】実の上の方がほんのりと赤く色付き始めています。後にも先にも、他に見ることはありませんでした。数年前の「三角山」では、まだまだ見られたのですが・・・。

そんな折り、ガレ場付近に1・2輪の「トリカブト」です。「三角山」で初めての「トリカブト」に大感動。

【トリカブト】花は綺麗ですが、有毒なので気をつけなければなりません。花を見るだけにしましょう。

*「トリカブト」は有毒アルカロイドのアコニチン系アルカロイドを含有しています。唇や舌の痺れから全身が痺れる中毒症状を起こします。春先、食用になる「ニリンソウ」と間違いやすいそうです。

分岐付近にも1・2輪の「トリカブト」と「セイヨウオトギリソウ」です。ここで休憩を取らずに「大倉山」を目指しました。

程なく気づくと「大倉山」山頂付近です。ほんの少しですが、体調の回復傾向が見られもう少し行けそうかもしれない、と意欲が湧いてきました。さあ、「小別沢」を目指します。

【トリカブト】

【セイヨウオトギリソウ】風鈴のような可愛らしい赤い実を付けています。

【ハギ】花は終わっていました。

「小別沢」へ向かって

「宮の森シャンツェ」を見渡せる高台にさしかかるまで、登山者が多く一安心です。ところが、予想以上に延々と登山道は降ります。それもそのはず「小別沢」と「沢」へ降り、帰りには急登になります。やっと平坦な登山道へ出ましたが、体調が心配になってきました。

【ルイヨウショウマ】の実かと思われます。

登山道の至る所に咲いている「アキノキリンソウ」と「ミヤマアキノキリンソウ」です

程なく「小別沢」への標識がありましたが、どのくらいなのか距離の見当はつきません。更にまた急な降りが続いています。無理をせず体調が万全な時に再挑戦してみようと、ここで引き返すことにしました。涼しさが増したこの秋に是非訪れてみます。来た登山道を引き返し、時折咲いている「アキノキリンソウ」や「ミヤマアキノキリンソウ」に和まされながら戻りました。

【ミヤマアキノキリンソウ】キク科アキノキリンソウ属ミヤマアキノキリンソウ

【アキノキリンソウ】キク科アキノキリンソウ属アキノキリンソウ

*「アキノキリンソウ」と「ミヤマアキノキリンソウ」はかなり似ています。写真に撮り帰宅してから調べ掲載しましたが、間違えていましたらごめんなさい。

下山は「宮の森」登山口へ

「こぶし平」から「宮の森」登山口へ向かいました。以前は花々で楽しませてくれた登山道ですが、盗掘されたり切り取られたようで殆ど下草でおおわれています。そんな折り、背丈のある「トリカブト」ミニ群生地を見つけました。感動です。

草丈のある【トリカブト】

可愛らしい【ミソソバ】のミニ群生地です。

体調不良でしたが、ほんの少し回復しています

爽やかな空気を思いっ切り吸って「三角山」登山を続ける中で、体調不良を忘れかけていました。救われた思いです。人それぞれ異なりますが、気分転換には打ってつけの山歩きです。今日は有難う、「三角山」!

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