札幌市の中心部にある「時計台」前で観光客とわかる人達がカメラを向けている光景は珍しくありません。札幌市民、まして北海道民がショッピングに来られても、北海道は開拓100年近くの歴史を刻んでいますがその建造物等を訪れる機会は多くはないようです。友人とウオーキングの範囲で見どころいっぱいの「歴史的建造物巡り」をしました。
「北海道知事公館」
散歩がてらに庭園をのんびりと廻ってみることは多くあります。けれども、「北海道知事公館」建物内へは入りづらそうで入口で止まってしまいます。今日は友人を伴っていますので内部も見学してみることにしました。玄関では土足厳禁、スリッパに履き替えます。
建物内全てに、ふわふわで汚れのない絨毯で敷き詰められています。更に豪華な調度品や家具の数々。ここで北海道開拓当時の執務が行われていたのです。黄緑色の絨毯が敷き詰められた部屋から、窓越しに見える青々とした芝生の前庭とが繋がっている光景に友人は感動していました。
建物脇にはリンゴの木やセンリョウナシの木があり沢山の青々とした実を付けています。熟した後、落ちリンゴや落ちナシになってしまうと残念です。販売してくれないのかしら・・・？
【リンゴの木】
【センリョウナシの木】
広々とした前庭を歩いてみると、原生林がそのまま残り下草は「オオウバユリ」や「クルマバソウ」です。登山で訪れる「円山」周辺と変わりません。
「北海道立三岸好太郎美術館」
「北海道知事公館」敷地の一角に「北海道立三岸好太郎美術館」があります。特別展が行われていて入館料610円が必要です。度々訪れている「北海道立三岸好太郎美術館」ですが、特別展なので展示されている絵画には、「貝殻」系や「抽象画」が多い中で今回初めて目にする作品が多くありました。
「札幌市資料館（旧札幌控訴院）」
「ラウンジカフェ ＳＩＡＦ（さいあい）」で、「ホットサンド」を注文して軽い昼食をとりました。「ホットサンド」300円、ドリンク300円計600円のところ「五問のクイズ問題」があり全問正解で、100円引きになります。粋な計らいに？微笑んでしまいました。「ラウンジカフェ ＳＩＡＦ（さいあい）」の窓の外は大通公園12丁目「バラ園」です。遙か「札幌テレビ塔」を見渡せ、抜群のロケーション！
お腹が満たされたところで、館内を廻ってみました。北海道出身のマンガ家？イラストレーター？の「おおば比呂司」さん記念コーナーでは、改めてほのぼのとした温かさや優しさに触れることができました。北海道洞爺湖土産として有名な「わかさいも」の包装紙・パッケージデザインのそうです。
大通公園12丁目「バラ園」
6月から7月にかけて、見頃の「バラ園」なので花の咲き具合が少々心配でした。満開の時季を逸してしまい少ない花々の中でもバラはバラ、さすがにゴージャスさを保っています。
スパゲティの店「15丁目」でお茶をして
歩き疲れましたので、「スパゲティの店 15丁目」でお茶です。友人は「レモンスカッシュ」、私は「カフェオレ」で喉を潤しました。
【レモンスカッシュ】
【カフェオレ】二層になっていて、幻想的。
歩きながらの近郊「歴史的建造物巡り」でした。札幌へ来て頂き心残りもありますので、次回は素敵なランチコース等を味わう機会を設けたいです。